目まぐるしく変わりゆく現代の社会状況に対峙するなかで、その変化に柔軟に向き合いながら自分たちの地域の持続可能なあり方を見据え模索する─。トヨタ財団「国内助成プログラム」では、そのような地域を支えるコミュニティを育む仕組みづくりや担い手の育成手法を手探りし、全国各地でそれぞれの地域に暮らす一人ひとりを起点に地域の課題と向き合い、地域の未来を視野に入れながら日々の活動に取り組んでいる市民や研究者、企業、行政関係者等の多様なアクターから多角的に提案し実践いただくことを目的に助成事業を実施しています。
助成事業に伴う活動の一環として、国内助成グループでは昨年より、これまで「国内助成プログラム」（旧地域社会プログラム）の助成を受け、全国各地で活動してこられた助成対象者同士が共に集い、交流を重ねながら経験や学びを共有し深め合う機会を創出すべく「同窓会」企画を不定期ながら開催しています。
今春に開催した第2回では、都内近郊の助成先の皆様のご協力を得て、活動地域を実際に訪問し、関係者の方々との対話を重ねながら、互いに気づきや学びを共有し合うエクスカーションを行いました。取り組み内容に関わる地域内のさまざまなスポットの見学や、参加者の方々との交流が、各々の今後の取り組みにそれらの「経験」を活かし実践していく機会となることを願っています。