現行プログラムの過去のテーマ
終了したプログラム
- 東日本大震災に関する取り組み
- 社会コミュニケーションプログラム
- アジア隣人プログラム・アジア隣人ネットワークプログラム
- アジア隣人プログラム特定課題
- 地域社会プログラム
- 地域社会プログラム特定課題
- 市民研究コンクール
- 市民活動助成
- 国際助成・東南アジア国別助成
- インドネシア若手研究助成
- 研究能力向上プログラム(RSTP)
- 国際学術研究集会助成
- 「隣人をよく知ろう」プログラム翻訳出版促進助成
- 東南アジア諸語辞書編纂出版助成
- 東南アジア研究地域交流プログラム(SEASREP)
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現行プログラムの過去のテーマ
トヨタ財団の事業初年度にあたる1975年度から運営されてきたプログラムです。基本テーマ、重点課題、助成領域等の変遷は、以下の通りです。
1975年〜1983年
「交通安全、生活・自然環境」領域
「社会福祉」領域
「教育・文化」領域
1984年〜1988年 テーマ:「新しい人間社会の探求」
特定課題「新しい人間社会を目指した市民活動の記録の作成」
1988年〜1994年 テーマ:「新しい人間社会の探究」
重点課題「多文化社会への対応」、「高度技術社会への対応」
1994年〜2005年度 テーマ:「多元価値社会の創造」
多様な価値観の存在を相互に認め合うことを出発点として、地球という限りある環境の中で多くの生命が共存し得る、より良い社会のあり方を不断に創造していくことが大切と考え「多元価値社会の創造」という基本テーマをかかげました。この基本テーマにそって、社会的なひろがりを持った、自由で創造的な研究活動に対して助成を行いました。
基本テーマのもと、4つの重点解題を設定しました。
重点課題
1「多様な文化の相互作用と共存」
(2000年度より「多様な諸文化の相互作用:グローバル、リージョナル、ローカル」へ変更)
2「新しい社会システムの提案」
(2000年度より「社会システムの改革:市民社会の発展をめざして」へ変更)
3「これからの地球環境と人間生存の可能性」
4「市民社会の時代の科学・技術」
2006年度〜2010年度 テーマ:「くらしといのちの豊かさをもとめて」
2008年度〜2009年度 サブテーマ:「グローバル化のもとでの地域の活性化」
グローバル化や近代化の波にさらされる現代社会における生活の質的な豊かさのありよう、およびアジアにおける協調的な関係の諸相を明らかにすることを狙いとして、共同研究、個人研究の枠組みや具体的な課題設定をせずに広く多様なテーマへの支援を行いました。2008年度以降は、フォーカスを絞るためにサブテーマ「グローバル化のもとでの地域の活性化」を掲げて公募を行いました。
2002年度〜2005年度 「近代化とくらしの再発見:わたしたちが見つける地域の歴史」
身近な生活環境の中に埋もれている、様々な資史料を地域住民の手によって掘り起こし、私たちが忘れかけている日本の近代化の歴史を身近な過去としてとらえなおし、そこから地域のくらしの今と未来について考えてみようという趣旨のプログラムです。
2005年度〜2008年度「アジア周縁部における伝統文書の保存、集成、解題」
2004年度を持って幕を閉じたトヨタ財団東南アジアプログラムの中で、ラオス、ミャンマー(ビルマ)、雲南などで行われた地方の伝統文書保存、集成、解題についてのさまざまなプロジェクトが行われてきました。その実績を引き継いで立ち上げられた、アジア周縁部の地方の伝統文書について、その保存、集成、解題を行う企画に対して助成を行うプログラムです。2009年度からは、アジア隣人プログラムの特定課題として公募を行いました。
2007年度「江南、嶺・湖南、瀬戸内」
2008年度「海の東アジアが醸成する文化」
終了したプログラム
トヨタ財団では、東日本大震災に対応して、さまざまな助成を実施しました。
これまでに助成したプロジェクトの成果をさらに促進することを目的とした計画型の助成プログラムです。
これまでの国際助成の成果を踏まえ地域をアジア全域に拡大し、当初ネットワーク形成、ついで各地域における課題解決を目指した実践的な活動に焦点を当てたプログラムとして実施してきました。
テーマの変遷は、以下の通りです。
2006年度〜2008年度 「人と人とのつながり」がアジアの可能性をひらく
アジアにおける課題を、アジアに生きる人々が、お互いの個性・特性を認めながら(多元性)、知恵を出し合って(相補性)、国際的なアジアの視野に立って協力して取り組む(協働性)ためのネットワーク形成を支援することを目的とした、複合的なプログラムです。アジア地域間の様々な次元での交流を促進し、より広い意味での国際的なアジアにおける課題や問題に取り組むことを支援することによって、よりよい社会、より開かれた世界の形成に貢献することをめざしたプログラムです。
2009年度〜2010年度 信頼と協働に基づくコミュニティ形成を目指して(アジア隣人プログラムへ名称変更)
隣人とネットワークを形成し、コミュニティの創出を促進する取り組み、またそれを阻害するものを取り除く取り組みなど、伝統的な文化やくらしの知恵を尊重しつつも、新しい視点・活力・知恵を取り入れた実践的な課題を対象とする。基本テーマのもと「人と自然」「人と人(文化)」「人と人(社会システム)」の3領域を設定して公募を行いました。
2011年度 よりよいアジアの未来を目指して
私たちの暮らすアジアが、諸々の課題解決に向け、お互いの智恵や経験を糧として共に成長する、楽しい暮らしの場となることを期待し、次代の人々に新たな生き方やそれを可能とする社会的モデルを提示することのできるプロジェクトを募りました。具体的には、(1)相互理解の促進と人材育成、(2)環境に配慮した持続可能なコミュニティ形成、(3)各地域の抱える諸課題に対応する社会制度の構築及び再整備の3つの領域において、アジアにおける課題解決に取り組むプロジェクトを募集しました。
2012年度 未来への展望
アジア隣人プログラムの1年限定の特別企画として、「未来への展望」をテーマに、これまでアジアの各国で様々な実践活動に取り組んでこられた方々を一堂に集め、これまでの活動の振り返りをもとに、アジアと日本の未来に対する展望や提言等を、報告書としてとりまとめていただくプロジェクトに助成を行うものです。
2009年度〜2010年度「アジアにおける伝統文書の保存、活用、継承」
2009年度に研究助成プログラムから移行し、助成地域を「アジア周縁部」から「アジア全域」へと拡大し、伝統文書の概念も広く捉え、人の手によって書かれたもの(個人的な書簡や古地図なども含む)全般を対象とするプログラムへ変更しました。さらに、応募者のニーズを考慮し、「保存のみ」と「保存、活用、継承」を一貫して取り組む枠組みの2つを設けて公募を行いました。
市民活動助成、市民社会プログラムの終了後、その実績を吸収しつつ、地域社会に焦点を当てたプログラムとしてスタートさせました。
テーマの変遷は、以下の通りです。
2004年度〜2007年度 「地域社会の再構築を目指して -支え合うくらしといのち」
「地域社会の再構築を目指して-支え合うくらしといのち」をテーマとして、グローバル化のもとで空洞化や荒廃にさらされている地域社会の再構築を目指すことを目的に、地域に生きる人々がともに暮らしの豊かさと安心を分ち合い、支えあう「共生」のネットワークに基づいた社会づくりを支援することを目的に公募を行いました。
2008年度〜2010年度 「地域に根ざした仕組みづくり -自立と共生の新たな地域社会をめざして」
地域に生きる人々が主体となり、その地域社会の再生・振興に向けて、具体的な課題解決に繋がる「仕組みづくり」に取り組む、意欲的なプロジェクトの提案を支援。基本テーマのもと、(A)「地域社会の活性化」、(B)「地域における共生」、(C)「地域を担う次世代の育成」3つの重点領域を設定して、公募を行いました。
2011年度 「継ぐ、つくる、つながる―共に拓く地域の未来」
本体
「地域の歴史や文化、さまざまな経験やくらしの知恵を踏まえながら、人びとの主体性とつながりを育み、地域の課題の解決に結び付く、意欲的な取組を支援します(日本国内対象)」
特定
「東日本大震災の被災地、被災者の方を対象として、人びとの生活の再建や地域社会の再生・構築をめざす活動を支援します(日本国内対象)」
2006年度〜2008年度 離島助成!-- /WCVTEXT -->
地域社会の崩壊が、より深刻な問題となって現出していると考えられる、「離島」(本プログラムでは、「離島」を北海道、本州、四国、九州以外の島と定義)における、「地域社会の再構築」をテーマとした、持続的な実践プロジェクトへの助成を行ったプログラムです。2010年度には、離島の総括プロジェクトを実施しました。
2006年度〜2008年度 ユース助成
「地域社会の再構築」において欠かせないと思われる、若者の参加を促進することを目的に、高校生が主体となって実践するグループによる活動を支援したプログラムです。
財団の設立5周年にあたる1979年に記念事業としてスタートしました。「身近な環境を見つめよう」というテーマのもと、市民による環境問題への自発的な取り組みを期待し、1979年からら1997年にかけて7回にわたりコンクール形式で実施されたプログラムです。
なにかを不思議に思ったら……
なにかを美しいと思ったら……
なにかをこれじゃ困ると思ったら……
それがもう研究の始まりです。
みつめる,考える,話し合う,歩き回る,手でさわる,筋道を立てる,
試行錯誤おおいに結構,結論が出なくてもいい,挫折も必要,けんかも楽しい。
研究は人生の数多い喜びのひとつです,
知ることの快楽が,いつの世にも人間を未来へと向かわせてきたのです。
研究は専門家だけのものではありません。
「身近な環境」は,専門家まかせにするのではなく,
わたしたちひとりひとりが自分の問題として取り組んでいくものではないでしょうか。
あなたがたもこの新しい知的冒険の世界に参加しませんか。
これまで応募してだめだったチームも,途中でリタイヤーしたチームも,
ぜひ再度チャレンジされることを期待します。
応募の締め切りは19*年*月*日です。ーー谷川俊太郎(詩人・第3回選考委員)
※市民研究コンクール応募要項より
市民活動に関わる助成の枠組みです。1986年から開始した新しい人間社会を目指した市民活動の記録の作成・出版を目的とした「活動記録助成」(公募制)、1988年から開始した、記録の作成と出版に加えて、市民活動のための環境・条件を整備し、活動の交流や促進に役立つことで市民活動全体を向上させることを目的とする「市民活動助成」(公募制)、1990年から開始した政策提案型のプロジェクトを推進するための「市民活動プロジェクト助成」(非公募)を含みます。助成の枠組み、テーマの変遷については、以下の通りです。
1986年〜1990年 活動記録助成、88年より市民活動助成 テーマ:「新しい人間社会を目指した活動記録の作成」
1990年〜1993年 市民活動助成 テーマ:「新しい人間社会を目指した市民活動に関するプロジェクト」
1994年〜1995年「見直そう!地域と社会」
1996年〜1998年「市民社会構築へのトライアル!」
1999年〜2003年「市民&NPO -新しい公共の創造へ向けて」
1976年度から始まったトヨタ財団国際部門の助成活動は、長らく「国際助成」の名称で呼ばれてきましたが、2000年度からは当時の対象地域であった東南アジアを冠して「東南アジア国別助成」という名称を使用していました。本プログラムは2004年に終了しました。
1983年度より2001年度まで実施。インドネシアの人文社会科学分野で活躍する人材の育成を手助けするため、若手研究者のプロジェクト601件に対して助成を行いました。
インドネシア若手研究助成を母体として2002年度と2003年度に実施。学術トレーニングを必要とする東南アジア4ヵ国の若手研究者に対し、論文作成のためのワークショップその他への助成を行いました。
1977年度から1980年度にかけて実施。日本で開かれる学術研究集会に出席する発展途上国の研究者に対し、旅費や滞在費を助成しました。
1978年〜2003年 日本向け
1982年〜2003年 アジア向け(のちにアジア相互間)
文学作品や人文・社会科学書の翻訳出版をとおして、対等な立場でアジアの相互コミュニケーションを図るというプログラム。アジアから日本向けの翻訳出版助成は1978年度、日本からアジア向け(のちにアジア相互間)は1982年度に開始され、2003年度のプログラム終了までに660点におよぶ書籍を刊行しました。東南アジアに加え、南アジアおよび中国、モンゴルを含めた18ヵ国の35言語による作品が出版されています。
1981年〜2003年実施。「隣人をよく知ろう」プログラムが発足して間もなく、翻訳者が使用する東南アジア諸語と日本語の辞典が不足していることが判明したため、1981年年度に開始されたプログラムです。2003年度までに6件の助成を行いました。
1995年度より実施。SEASREPカウンシルとの共同プログラム。公募により、東南アジアの人々による東南アジア研究を支援するプログラムです。東南アジア諸国の人文・社会科学分野の研究者間における相互理解の促進、およびネットワークの確立、ひいては東南アジアを一つの地域としてとらえるような東南アジア研究の促進を目的として、1.東南アジア語学研修スカラーシップ、2. ルイサ・マリャリ・フェローシップ(修士・博士)、および3.地域共同事業助成の3つのサブ・プログラムを行いました。2005年度以降は、SEASREP財団への助成という形で継続し、2008年度以降は、イニシアティブプログラムで助成を行っています。
1975年〜1984年実施。国際文化会館による「社会科学国際フェローシップ・プログラム」に対する助成です。
1989年〜2007年実施。財団独自の調査と企画による助成のための枠組みです。主として、財団の将来のプログラム開発に資するような案件に対して助成をおこなってきました。2008年度以降は、「イニシアティブプログラム」へと展開しました。
1984年度〜1995年度実施。公募では、助成できない企画への助成。後に計画助成と統合
1982年度〜1988年度実施。「研究会活動」に対する助成です。後に計画助成に統合されました。
1984年度〜1988年度実施。主として、助成財団資料センター(現公益財団法人助成財団センター)の設立に向けた支援を行いました。後に計画助成に統合されました。
1977年〜2007実施。トヨタ財団の助成対象者がその成果を広く社会に発表することを支援する目的で、成果をまとめた書籍の刊行やシンポジウム等の開催へ助成を行うプログラムです。「研究助成」プログラムで助成を受けた人々を対象としていましたが、2005年度以降は「東南アジア国別助成」プログラム、2006年度以降は研究助成特定課題「近代化とくらしの再発見」で助成を受けた人々も対象としています。2008年度以降は、全プログラムを対象とした「社会コミュニケーションプログラム」へと展開しました。