テーマ:「新常態における新たな着想に基づく自治型社会の推進」
2024年度の助成プロジェクトが決定しました
私たちの暮らしを取り巻く環境は、世界とのつながりが益々強まっています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は瞬く間に地球規模に広がり、近年の様々な異常気象や災害を引き起こす気候変動、限りある資源や領土を巡る争いがもたらす影響は、日本という国や社会だけでなく、私たち一人ひとりの日常にまで直結する状態になっています。
他方で、国内に目を向けると、高齢化や人口減少に伴い世代間および地域間の不均衡が益々大きくなると共に、国籍や文化、価値観、生活習慣、生活環境などにおいて多様な背景を持つ人々が混在する社会状況が進んでいます。
歴史的な転機に直面していると考えられる日本の現況を踏まえ、既存の社会システムや制度、手法などにおける諸課題を捉え、急速に発展する情報技術を積極的に活用しながら、日本全体および各地域の持続可能性や発展可能性を高めていくことが重要と考えます。
このような問題意識に基づき、国内助成プログラムでは『新常態における新たな着想に基づく自治型社会の推進』というテーマを設定し、変わりゆく「新常態」と市民・住民一人ひとりが柔軟に向き合い、多様な主体との協力を通じて乗り越えていく力と術を身に付けていくことに焦点をあて、以下の2つのカテゴリーでの助成を実施します。
≪2024年度助成カテゴリー≫
1)日本における自治型社会の一層の推進に寄与するシステムの創出と人材の育成
日本全体で自治型社会が推進されていくことを目的とし、各地域における自治の基盤づくりの動きを支え促進すると共に、社会全体に波及する仕組みや制度づくり、その担い手となる人材の育成
2)地域における自治を推進するための基盤づくり
一人ひとりの「暮らし」を起点に、地域資源や人と人の関係性を見つめ直し、多様な関係者との対話を重ねながら、在りたい姿の実現に向けて地域内の主体性や参加・協力の仕組みが育っていく基盤づくり
市民・住民一人ひとりが暮らしや社会を支える自律的な担い手となっていくために、特定の誰かによって開発・提供されるサービスを利用・受益するだけの関係性や構造に留まるのではなく、自治体や教育機関、企業や民間事業者、地縁組織やNPOなど多様なアクターと協力し、自由な発想に基づき未来志向を持って自分たちの手で地域や社会の新たな姿を創り出していく取り組みを応援します。
ご応募いただいた内容および助成対象となったプロジェクトについて、選考委員長がコメントを述べていますので、ぜひご一読ください。なお、これ以前のものに関しましては年次報告書をご覧ください。
2024年度の助成対象となったプロジェクトの一覧です。
1)日本における自治型社会の一層の推進に寄与するシステムの創出と人材の育成
2)地域における自治を推進するための基盤づくり
1)日本における自治型社会の一層の推進に寄与するシステムの創出と人材の育成 | 2)地域における自治を推進するための基盤づくり | |
助成対象 | 日本全体で自治型社会が推進されていくことを目的とし、各地域における自治の基盤づくりの動きを支え促進すると共に、社会全体に波及する仕組みや制度づくり、その担い手となる人材の育成に取り組むプロジェクト (ソーシャルセクターにおける取り組みとして、社会的企業のスタートアップも含みます) |
一人ひとりの「暮らし」を起点に、地域資源や人と人の関係性を見つめ直し、多様な関係者との対話を重ねながら、在りたい姿の実現に向けて地域内の主体性や参加・協力の仕組みが育っていく基盤づくりに取り組むプロジェクト |
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【プロジェクト要件】 ①(目的に対し)分野/領域横断的で、職種や属性、物理的距離などの境界を超えた連携・協力体制による取り組み ②既存の仕組みや従来からの手法を疑う・問う視座に基づく調査や実践を通じて、日本全体への普及や波及などを見据えていること ③特定地域での既存の取り組みの分析・検証、他の地域に広げる戦略づくりを踏まえて、助成期間中に新たに2 地域以上で実践・展開すること ④上記①~③に取り組む上で、プロジェクトに適したデジタル技術を活用した検証・分析・提唱・実装などのプロセスが組み込まれていること |
【プロジェクト要件】 ①(目的に対し)分野/領域横断的で、職種や属性、物理的距離などの境界を超えた連携・協力体制による取り組み ②対象地域での実践を通じて、他地域への普及や応用が可能な人々の価値観の変容を促す「知」の検証・分析の視点が含まれていること ③上記①、②に取り組む上で、プロジェクト関係者の参加や情報基盤の整備といった点でデジタル技術やICT が活用されていること(例:データベース化やクラウド化、オンライン会議やSNS の利用、等) |
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助成期間 | 2024.11.1~2027.10.31(3 年間) | 2024.11.1~2026.10.31(2 年間) |
助成金額 | 上限1,500 万円/件 | 上限600 万円/件 |
助成総額 | 約4,000 万円 ※助成件数は3 件程度を予定 |
約4,000 万円 ※助成件数は8 件程度を予定 |
募集期間 | 2024年4月8日(月)から2024年6月11日(火)15時まで | |
助成対象費目 | 人件費や事務局諸経費を含むプロジェクト実施に必要な費用 ※詳細は企画書(書式)の末尾に貼付している一覧表をご確認ください。 ※「1)日本」の枠組みで、デジタル技術を活用したシステム関連経費は上限500 万円です。 |
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留意点/備考 | 詳細の情報を確認した上で、応募企画の概要をまとめた資料を用いた個別の事前相談を行うことを応募要件とします | 説明会への参加や事前相談は必須ではありませんが、プロジェクト関係者間で趣旨や要件などを踏まえた企画検討を十分に行った上でご応募ください |
【事前相談の期日:5 月31 日(金)】 ※期日近くになると相談が立て込みお受けできない場合があるのでご注意ください |
よくあるご質問をまとめました。こちらからご覧ください。
応募にあたっては、下記の表外にある「応募エントリー」よりエントリー(登録)を済ませていただき、上記に掲載した「助成概要」に加え、下記の「選考委員長選後評」「助成対象一覧」などをご参照の上、募集要項、応募の手引き等もご確認いただき、具体企画をご検討ください。
なお、事前相談は期日は5月31日(金)となっております。お申込みはメールでお願いします。
期日近くになると相談が立て込みお受けできない場合があるのでご注意ください。
事前相談は、原則として平日(月~金)10時~17時の時間での対応となりますのでご了承ください。
※ 6/11(火)15時をもって、公募期間は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
ご参考
1)日本における自治型社会の一層の推進に寄与するシステムの創出と人材の育成
形式 | 項目 | 備考 |
---|---|---|
2024年度 募集要項 | ||
企画書サンプル | ||
応募の手引き | ||
Word | 応募相談シート | 本フォーマットを用いての事前相談は【5 月17 日(金)まで】、それ以降は「企画書」の書式を用いて相談用資料をご作成ください。 |
2)地域における自治を推進するための基盤づくり
形式 | 項目 | 備考 |
---|---|---|
2024年度 募集要項 | ||
企画書サンプル | ||
応募の手引き | ||
Word | 応募相談シート | 本フォーマットを用いての事前相談は【5 月17 日(金)まで】、それ以降は「企画書」の書式を用いて相談用資料をご作成ください。 |
2024年度の公募説明会は終了しました
ご参加いただく際は、事前に説明会資料をお読みください
日時 | 会場 | 協力団体 | チラシ |
---|---|---|---|
4月14日(日) 10:00-11:00 |
オンライン ※お申込み後、開催前々日の午後までに、お申込みいただいたメールアドレス宛に参加用のURLをお送りします。 |
トヨタ財団主催 | |
4月19日(金) 12:00-13:00 |
オンライン ※お申込み後、開催前日の午後までに、お申込みいただいたメールアドレス宛に参加用のURLをお送りします。 |
トヨタ財団主催 | |
4月24日(水)13:00-15:00 (15:05-16:30 個別相談) |
東京都町田市 町田市役所2階市民協働おうえんルーム |
町田市地域活動サポートオフィス | |
4月26日(金) 18:00-20:30 |
大阪府大阪市 visionsLOUNGE |
シミンズシーズ | |
4月27日(土) 10:00-12:30 |
兵庫県姫路市 西はりま地場産業センター(じばさんびる) |
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5月1日(水) 14:00-16:00 |
千葉県鎌ケ谷市 新鎌ケ谷Fタワー |
認定特定非営利活動法人ちば市民活動・市民事業サポートクラブ 認定特定非営利活動法人日本NPOセンター |
|
5月2日(木) 18:00-20:10 |
日本NPOセンター地下会議室(東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル) | 認定特定非営利活動法人日本NPOセンター | |
5月7日(火) 18:00-21:00 |
高知県高知市 高知市市民活動サポートセンター |
NPO高知市民会議 | |
5月9日(木) 16:30-18:30 |
神奈川県横浜市 かながわ県民センター 1502会議室 |
一般社団法人ソーシャルコーディネートかながわ 認定特定非営利活動法人日本NPOセンター |
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5月10日(金) 13:30-15:30 |
長野県長野市 長野市生涯学習センター3階第1学習室 |
長野県NPOセンター | |
5月11日(土) 14:00-16:00 |
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5月15日(水) 18:30-20:30 |
長崎県長崎市 Q-Lounge NAGASAKI Conference Room 5-1 |
九州地方環境パートナーシップオフィス EPO九州 | |
5月16日(木) 14:00-16:30 |
熊本県熊本市 くまもと県民交流館パレア9F 会議室4 |
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5月17日(金) 13:30-15:30 |
栃木県宇都宮市 とちぎボランティア NPO センター 3階研修室A |
NPO法人とちぎ協働デザインリーグ 認定特定非営利活動法人日本NPOセンター |
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5月22日(水) 15:00-17:00 |
北海道帯広市 独立行政法人国際協力機構北海道センター(帯広) セミナールーム |
北海道NPOファンド | |
5月23日(木) 13:00-15:00 |
北海道札幌市 市民活動プラザ星園 |
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5月24日(金) 13:00-15:00 |
北海道函館市 函館市地域交流まちづくりセンター |