エクスカーション04
としまこどもつながるプロジェクト検討チーム
今回、4か所で開催したエクスカーションの4つ目は東京都豊島区で行われました。過去に助成対象となったメンバーを中心に、約10名の方が受け入れ団体となった「としまこどもつながるプロジェクト検討チーム」の活動拠点を訪れました。ここではエクスカーション終了後のアンケートを元に当日の様子を振り返ります。
〈受け入れ団体情報〉
- [助成プログラム]
- 2022年度 国内助成プログラム
- [助成題目]
- としまこどもつながるプロジェクト ―地域一体で子どもを支えるプラットフォーム
- [代表者]
- 栗林知絵子
<受け入れ団体コメント ◉ 栗林知絵子>
私たちのチームは、地域に在住在勤している仲間とともに多様な市民があらゆる手段で「子どもの成長」を応援できるプラットフォームの共創に取り組んでいます。今回のエクスカーションでは、子どもに関する活動を知ってもらい、それらの活動に市民の力をどのようにつなぐかをご紹介しました。
具体的には豊島区困窮家庭への食料配布体験のほか、子ども食堂3か所、プレーパーク、そして宿泊機能をもつ子ども若者の居場所を見学してもらい、各主催者が大切にしている思いを聞きました。さらにチームの一員企業であるサンシャインシティの会議室にて、私たちの目指す新しい自治構想のプレゼンテーション後、みなさまとディスカッションも行いました。客観的なアドバイスや厳しいご意見もありましたが、多様かつ経験豊かな方々にご参加いただき、外部の声を聞く機会がとても貴重でありがたかったです。
全体交流会では、ほかの企画の共有や、これまで助成金により活動がどのように発展したのか、さまざまな方から聞かせてもらい大変参考になりました。キーワードでオリジナルビンゴシートを作るビンゴゲームも楽しかったですし、個人的にはビンゴ景品で一番魅力的だったのはカブトムシの幼虫観察キットでした!
<参加者コメント>
<POによるエクスカーション振り返りトーク>
としまこどもつながるプロジェクト検討チームのケース
武藤 企業や地域内の関係者とネットワークを作って子どもの支援をしている事業ですが、もともと地域内につながりがたくさんあるチームなんですね。
鷲澤 受け入れ団体からは、「参加者から客観的なアドバイスや厳しいご意見もいただき、非常にありがたかったです」という意見もありましたが、コメントする側もそれぞれにフィールドを持たれていたり、実践をされている方々だったりするので、当日は様々な視点から活発なコメントが寄せられたのでしょうね。
武藤 さらに「支援と自治のバランス」というキーワードや、「人がつながることが社会を変えていくんだなと思いました」という感想もいただいています。そういう感想をいただくと、やってよかった、今後も続けていきたいという思いが高まりますね。
公益財団法人トヨタ財団 広報誌JOINT No.43掲載(加筆web版)
発行日:2023年10月19日