国内助成プログラム
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財団開催イベント
情報掲載日:2019年9月12日
9月6日(金)、東京都港区(日本財団ビル)にて「2019年度国内助成プログラム」の公募説明会を開催しました。金曜日の夜にもかかわらず80名近くの皆様にご参加いただけました。
説明会の前半に、弊財団プログラムオフィサーの武藤より公募案内を行いました。国内助成プログラムの趣旨、2019年度の変更点や重視する点、「しらべる助成」「そだてる助成」「発信・提言助成」の3つのカテゴリーを設けていること(公募は「しらべる助成」および「そだてる助成」が対象)、各助成の仕組みや期待する点などをご説明しました。
続いて、国内助成プログラムの事例発表として、過去の助成対象である以下の2団体にご登壇いただき、助成プロジェクトの概要、取り組んだ内容やその成果(地域やステークホルダーに起きた変化など)、今後の展開などについてご報告いただきました。
特定非営利活動法人インクルラボ 代表 高橋 聖子氏(2018年度しらべる助成)
事例紹介
「しらべる」際には、現状と理想の状態のギャップが課題となり、課題に対して効果的な働きかけ方法を見出すこと。そして地域の人の声を可視化することや、仲間を増やすことが非常に大切であると述べられました。また、参加者との質疑応答において今後の事業化への展望(普及促進につながるツールの作成など)についてもお話しがありました。
特定非営利活動法人CRファクトリー 理事 五井渕 利明氏(2016年度そだてる助成)
事例紹介
プロジェクトを取り巻くステークホルダー間の連携が取られていないケースが多く、連携構築のためのコーディネーター役を担うことも、プロジェクトを進める上で非常に重要であると強調されました。また、ロビーイングでは、行政からの信頼を得るためには辛抱強く説得を続けることが大切であることの説明もありました。
後半では、高橋氏、五井渕氏に再度ご登壇をいただき、ミニパネルディスカッションを行いました。武藤から高橋氏、五井渕氏にいくつかの質問を投げかける中でフロアからの質問も受けながら進行し、高橋氏からは企画書を作成する上で意識したポイントについて、プロジェクトのロジックを考え、出来るだけ具体な説明を取り入れたというエピソードを挙げていただきました。また、五井渕氏からはコミュニティの持続可能性の捉え方について、「持続可能な状態になっていない=循環構造に不備がある」という背景を踏まえ、ステークホルダーマップや事業構造図などの作成を通じて構造を理解することが重要という視点を挙げていただきました。
トヨタ財団では、7月の公募開始後、各地での説明会を順次開催してきていますので、他の地域の内容にご関心がある方はウェブサイトよりご確認ください。
また、公募案内を兼ねた助成金セミナーとして新宿(9/19)、鹿児島(9/28)への参加を予定していますので、ご関心のある方はご参加ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
2019年度 国内助成プログラム