研究助成プログラム
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イベント等のお知らせ
情報掲載日:2023年5月25日
2019年度研究助成プログラムの助成プロジェクト「マイノリティとの異種協働の連帯に向けて―現代インドの不可触民解放運動の再考と佐々井秀嶺保存史料のデジタルアーカイブ化」(D19-R-0008、代表者:根本達氏)では、6月24日(土)に講演・対話会「若者たちへ―佐々井秀嶺師との対話」を開催します。
佐々井秀嶺師による講演のほか、佐々井師との対話の時間が設けられています。また、本プロジェクトの成果であるデジタルアーカイブも公開されます。関心のある方は、ぜひ足をお運びください。
【開催概要】
日時 | 6月24日(土)13時30分〜16時30分 (開場12時00分) |
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場所 | 佛教大学成徳常照館(図書館)常照ホール(京都市北区) |
参加方法 | 当日先着順(定員330名) |
参加費 | 無料 |
お問い合わせ先 | s-taiwa@bukkyo-u.ac.jp |
<佐々井秀嶺師の紹介>
「不可触民の父」R.B.アンベードカル博士は1956年にインドのナーグプルで数十万人の不可触民を導いて仏教へ集団改宗しました。1967年にタイからインドに渡った佐々井秀嶺師はアンベードカル博士の遺志を引き継いで現地で不可触民解放運動の高名な指導者となった仏教の僧侶です。1935年に岡山県で生まれた佐々井師は1988 年にインド国籍を取得し2004年から2006年までインド政府マイノリティ委員会の仏教徒代表を務めました。2009年には44年ぶりに日本を訪れました。2023年現在もインド中央部ナーグプルの仏教寺院を拠点としてインド各地での改宗式や仏教復興に取り組んでいます。
<内容>
4年ぶりの日本訪問となる今回は「若者たちへ」というタイトルで50年以上にわたりインド現地で差別を受ける人たちとともに生きてきた経験を皆さんに伝えます。佐々井師はこの経験を「傷まみれ、泥まみれ、糞まみれになって民衆とともに生きたんだ」と語っています。参加者と佐々井師との質疑応答(対話)、佐々井秀嶺デジタルアーカイブの公開、1960年代から書き残している手記の展示、現地の写真や映像の公開も行います。