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財団イベント・シンポジウムレポート

『Mobile Museum Boxes: The Diversity of Natural History in Mindanao(モバイルミュージアム・ボックス:ミンダナオの自然誌の多様性)』が発行されました

情報掲載日:2016年8月2日


プログラム研究助成プログラム
カテゴリNOctg01 ctg07

助成対象プロジェクト「フィリピンの次世代教育における博物館の活用可能性に関する研究ー移動型展示による教育機会の地域間不均衡解消と地方固有の自然・文化遺産の継承者育成に向けてー」(代表:寺田鮎美氏、D14-R-0723)より、成果物が届きましたので、お知らせいたします。

本プロジェクトの概要については、助成対象検索ページから【D14-R-0723】と入力して検索してください。

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本プロジェクトでは、フィリピンにおける教育格差問題に対し、博物館が提供しうる「ものを通じた教育機会」を地方に作りだすことを目的に、箱の中にコンテンツを搭載し、移動及び設営を簡便化した展示キットを現地で制作しました。
本書の特徴は展覧会カタログとプロジェクト報告書を兼ねている点にあります。ミンダナオの陸生植物、陸生生物、水生生物、地質学の4つのカテゴリーのもとに作られた10箱の展示キットの図版及び解説や、マニラの国立博物館、ミンダナオ国立大学イリガン校(イリガン市)、セイヴィアー大学(カガヤンデオロ市)の三箇所で行った展示会場写真のほか、今後、本プロジェクトの主旨に賛同してくれる人々がこれら展示キットを活用する際の助けとなり、さらには同様の展示キットを制作できるように、基本コンセプト、展示キット開発からその公開までのプロジェクトメンバーの活動記録、箱や展覧会のデザイン方針、展示の利用者調査結果を掲載しています。

なお、本書のPDF版(「Catalog」)は東京大学総合研究博物館のウェブサイトで公開しています。

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