国際助成プログラム
2012年度アジア隣人プログラム(国際助成プログラム)
テーマ:「未来への展望」
プログラムの趣旨
トヨタ財団は、1974 年の設立以来、アジアを主な対象とした国際助成プログラムを運営し、2009 年度よりは、アジア各地での課題解決を目指す「アジア隣人プログラム」を実施してまいりました。
この30 年余の間に、アジアが世界の経済成長の中心と呼ばれるようになって既に久しく、日本とアジアの関係は「先進国」日本からの「途上国」アジア各国への垂直的な支援という図式から、貧困等を含む共通の課題に対して、ともにどう向き合うかというものになりつつあります。更に、2011 年3 月の東日本大震災とその傷跡は、日本が国際開発活動に関わることの意味を、根本から問いなおすものとなろうとしているようにも思われます。
一方で、今後のアジア各国における新しい課題や社会の発展、さらには日本社会の進む方向を考えるにあたって、これまで国際協力という場の中で、異なる文化や背景を持つ人たちが、試行錯誤しながら、特定の課題の解決に向けて協働してきた経験や知見をとりまとめ、活かしていくことが、ますます必要となってくるものと思われます。しかし、現状ではそのような取り組みが充分に行われているとはいえません。
そこで本年度は、1 年限りのアジア隣人プログラムの特別企画として、これまでアジア各地で課題解決型の実践活動を続けてこられた皆さまから、これまでの活動の軌跡と、未来におけるアジアと、更には日本社会の望ましいありかたを示す『未来への展望』を募集します。
選考委員長選後評
◆2012年度アジア隣人プログラム選後評
なお、これ以前のものに関しましては年次報告書をご覧ください。
2012年度助成対象者
※下記の一覧は、2012年10月1日現在の情報です。
2012年度アジア隣人プログラム助成対象一覧
特別企画「未来への展望」
アジア隣人プログラムの1年限定の特別企画として、「未来への展望」をテーマに、これまでアジアの各国で様々な実践活動に取り組んでこられた方々を一堂に集め、これまでの活動の振り返りをもとに、アジアと日本の未来に対する展望や提言等を、報告書としてとりまとめていただくプロジェクトに助成を行うものとして公募を行いました。アジア隣人プログラムは、2012年度の特別企画を持って終了いたしました。アジアへの助成は、2013年度以降国際助成プログラムで実施しています
助成概要
対象領域 | 「変わりゆく日々の暮らし」「 個人を支える社会のかたち」「 多文化共生社会への試み」 |
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助成期間 | 1 年間(2012年11月1日〜2013年10月31日) |
企画の要件 | 実施期間(1 年)以内に、以下の活動を完了させることが求められます。 |
助成額 | 最大300万円/件 |
助成予定総額 | 5,000万円 |
募集期間 | 2012年度の公募は締め切りました 2012年6月4日〜7月6日 |
助成の決定 | 外部有識者によって構成される選考委員会の選考を経て、9月下旬に開催される理事会にて決定 |