国際助成プログラム
2018年度国際助成プログラム
テーマ:「アジアの共通課題と相互交流 -学びあいから共感へ-」
プログラムの趣旨
本プログラムは、日本を含む東アジア・東南アジアの各国・地域を対象に、アジアの共通課題の解決に取り組む人々同士が、互いに交流し学びあうことを通じて新たな視点を獲得し、次世代が担う未来の可能性を広げていくことを目的としています。
国をまたいだ多様なバックグラウンドをもつ参加者たちが、同じ課題に取り組む仲間として「共に考え、行動し、創りあげる」という協働・共創の関係を構築し、その関係が国籍、年齢、所属組織等の枠を超えた双方向の学びのプロセスのなかで、社会変革につながるパートナーシップに発展することを期待します。
選考委員長選後評
2018年度国際助成プログラム選後評
なお、これ以前のものに関しましては年次報告書をご覧ください。
※下記の一覧は、2018年9月28日現在の情報です。
助成番号 | 題目 | 代表者氏名 | 代表者所属 肩書 | 助成金額(万円) |
A.多世代・多文化を包摂する地域コミュニティ | ||||
D18-N-0119 | 「彼ら」を知るために「私たち」を理解する―ファシリテイティブ・リスニング・デザインを用いた地域レベルでの共感の醸成 | スーヒン・クリー | ウィメン・ピース・メーカーズ エグゼクティブ・ディレクター |
700 |
D18-N-0199 | 認知症に注目して「地域共生社会」を再定義する | 佐々木 淳 | 医療法人社団悠翔会 理事長 | 730 |
D18-N-0206 | 宗教、ジェンダー、世代の調和による和平―タイ深南部とインドネシア・アチェ州の事例 | ナピサー・ワイトゥンキアット | ナレースワン大学大学院ASEAN共同体研究科 科長 | 450 |
小計 3件 | ||||
B.新しい文化の創造:これからのアジアの共通基盤の構築 | ||||
D18-N-0192 | アセアンにおける都市遺産の包括的理解と「事前保全」の実践 | 林 憲吾 | 東京大学生産技術研究所 講師 | 750 |
D18-N-0197 | ウラム・スクール―アジア近隣諸国における持続可能で健康な生活様式を維持するための連帯と食用植物の保全の強化を目的とする国境を超えた食の教育ネットワーク | エリック・オルメド | マレーシア国民大学民族研究センター プリンシパル・リサーチ・フェロー |
720 |
D18-N-0219 | アジア農村で暮らす今日的価値の再発見―日本、ミャンマー、ブータンの当事者的相互交流 | 坂本 龍太 | 京都大学東南アジア地域研究研究所 准教授 | 700 |
小計 3件 | ||||
C.オープン領域 | ||||
D18-N-0089 | インクルーシブ社会を目指すアジアの障害者リーダーの交流 | 上野 俊行 | 東京大学先端科学技術研究センター 特任研究員 |
750 |
D18-N-0183 | アジア大都市圏の未公認集住地の未来を描く―カンポン・アクアリウムの集住地再建に渓洲部落の経験をつなぐ | 神吉 紀世子 | 京都大学工学研究科建築学専攻 教授 | 330 |
D18-N-0198 | 地域コミュニティのための観光に着目する―タイとベトナムでの学び合い | ファム・キエウ・オアン | CSIP エグゼクティブ・ディレクター | 720 |
D18-N-0208 | ASEANの先住民族コミュニティにおける連帯を通じた資源の保存管理のためのイノベーションプラットフォームの創出 | バヤール・マヤール・ガイ | 民族問題センター ポリシーアナリスト | 700 |
D18-N-0238 | メディア変革時代を生きるアジア3カ国の若者のネットワーク構築事業―社会課題の発見と解決の担い手育成に向けて | 三輪 開人 | 特例認定特定非営利活動法人e-Education 代表理事 | 450 |
小計 5件 | ||||
合計 11件 |
助成概要
詳細につきましては「募集要項」をご覧ください。
テーマ | アジアの共通課題と相互交流 -学びあいから共感へ- |
プロジェクトに求められる要素 | 国際性、越境性、双方向性、先見性 |
サブテーマ | A. 多世代・多文化を包摂するコミュニティ B. 新しい文化の創造:これからのアジアの共通基盤の構築 C. オープン領域 |
対象国 | 日本を含む東アジア・東南アジアの国・地域 *1 |
助成期間 | 1年間(2018年11月〜2019年10月) または 2年間(2018年11月〜2020年10月) |
求められる成果 | 以下の全て 1)課題の設定とそれに対する現状のレビュー(調査・分析) 2)課題解決につながる実践的な学びあいの活動 3)提言・作品などの成果物(Tangible Output)の作成と社会への発信 |
応募対象者の要件 | 複数の対象国・地域に拠点を置き、当該課題解決に対する実績・知見を持つ実践者、研究者、クリエイター、政策担当者、メディア関係者等、適切かつ多様なメンバーによって構成されるチーム |
助成額 | a)1年間プロジェクト:上限500万円/件 b)2年間プロジェクト:上限1000万円/件 |
助成予定総額 | 7千万円 |
応募方法 | 財団ウェブサイトを通じた応募のみ |
公募期間 | 2018年4月2日(月)から6月15日(金)(日本時間23時59分まで) |
助成の決定 | 外部有識者によって構成される選考委員会の選考を経て、9月下旬に開催される理事会にて決定 |
*1 東アジア:中国、香港、マカオ、台湾、韓国、モンゴル、日本
東南アジア:ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シン
ガポール、タイ、東ティモール、ベトナム
よくあるご質問をまとめました。こちらからご覧ください。
応募について
- 2018年度募集要項(541KB)
- 2018年度企画書サンプル(240KB)
企画書の受付は、2018年6月15日(金)23:59までです。
※ 公募期間は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
【参考資料】助成プロジェクト関係者による対話(ダイアローグ)
『理解から共感をもたらすものとは?』(3716KB)
2018年1月から3月にかけて、財団プログラムオフィサーを交え、助成を受けているプロジェクト関係者による対話を実施しました。対話を通じて、実際に助成を得たプロジェクトの実施・運営の経験談が共有されるとともに、助成を得る立場から見た国際助成プログラムの趣旨や狙いも浮かび上がってきました。プログラム趣旨のご理解にお役立ていただけましたら幸いです。