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    イベント・シンポジウムレポート

情報掲載日:2018年10月24日

有森直子氏(2016年度助成対象者)と山下彩香氏(2016年度・2017年度助成対象者)

パネルディスカッションの登壇者(左から、末廣昭教授、武内進一教授、小川忠教授、玉懸光枝氏)

10月17日(水)、ハイアットリージェンシー東京(東京都新宿区)にて2018年度国際助成プログラム助成金贈呈式を開催しました。

第一部では、常務理事挨拶、担当者によるプログラム趣旨説明の後、2016年度・2017年度に助成を受け活動をおこなっていらっしゃる有森直子氏(D16-N-0128このリンクは別ウィンドウで開きます/分かち合いから得られる出産の多様性と共通性)と山下彩香氏(D16-N-0201このリンクは別ウィンドウで開きます/日本やフィリピンの地方の生活様式や伝統文化の価値の再発見のための「竹」を軸としたワークショップマニュアルの制作と実践、D17-N-0155このリンクは別ウィンドウで開きます/アジアの地方の文化の価値再発見のための竹を軸としたワークショップ教材の運用と3か国間ネットワーク構築)からご報告いただきました。

お二人はそれぞれのプロジェクトの成果や課題、今後の展望に加え、チームによる試行錯誤のようすや国内外の現場での感動など、プロジェクトを進めるなかで得た体験を生きいきと語ってくださいました。これからプロジェクトを開始する今年度の助成対象者の方々にとってとても心強い体験談だったのではと思います。

続いて、パネルディスカッション「理解から共感をもたらすものとは?―プログラム評価中間報告」では、末廣昭教授(学習院大学)、武内進一教授(東京外国語大学)、小川忠教授(跡見学園女子大学教授)、玉懸光枝氏(株式会社国際開発センター)にご登壇いただき、現在実施中の国際助成プログラムのふり返り評価に関して貴重なコメントをいただきました。

遠山敦子理事長より贈呈書が授与されました

本年度の助成対象者のみなさんと財団スタッフ

第二部では、当財団の遠山理事長からの挨拶、末廣昭選考委員長による選考経過報告に続き、遠山理事長より今年度の助成対象者お一人ごとに贈呈書が授与されました。助成対象者の方々からは、これから取り組むプロジェクトの紹介と抱負についての一分間スピーチをいただき、続けて開催された懇親会では、みなさまの意気込みを受け、財団関係者や来賓を含む参加者約80名が明るく和やかな雰囲気のもと交流することができました。

翌10月18日(木)には、新宿三井ビル29階の会議室にて、今年度の助成対象者どうしの交流とプロジェクトのブラッシュアップを目的としたワークショップをおこないました。丸一日かけて実施したこのワークショップでは、それぞれのプロジェクトの詳細な紹介と会場全体での活発なディスカッションがおこなわれ、トヨタ財団にとっても各プロジェクトをさらに理解し、助成対象者のみなさまお一人おひとりとコミュニケーションをとることができた貴重な機会となりました。

「アジアの共通課題と相互交流-学びあいから共感へ」をテーマとする国際助成プログラムでは、アート、移民、農業、環境など、それぞれのプロジェクトの取り組むテーマが多岐にわたりますが、参加者の皆さんからは、他分野との交流のなかで新鮮な視点や意見に触れ、これから取り組むプロジェクトの弾みになった等の感想をいただきました。
プロジェクトが始まると、このように助成対象者が一堂に会する機会はなかなかないのですが、ここで得られたネットワークをもとに新たな協働が生まれることを期待するとともに、財団としても、SNS等を通じた助成対象者間の交流促進にも積極的に取り組んでいきたいと思います。

最後に、今年度の贈呈式およびワークショップには、国内はもとより海外からも、助成対象となった11のプロジェクトすべての代表者および関係者にご参加いただきました。快くご協力くださいました参加者の皆様に、心より感謝いたします。

贈呈式後の懇親会のようす

18日に行われた助成対象者ワークショップでのディスカッションのようす

プロジェクトについて紹介する神吉紀世子氏

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