プロジェクト成果物レポート
『自分にあわせてまちを変えてみる力 ―韓国・台湾のまちづくり』が出版されました。(アジア隣人ネットワークプログラム(*1)
情報掲載日:2016年4月25日
プログラム国際助成プログラム
カテゴリNOctg03 ctg06
本書は、2006年度アジア隣人ネットワークプログラム助成対象プロジェクト「東アジアにおけるまちづくりの現代史を共有するアーカイブ・ネットワークの構築(Construction of Network and an Archive on Studying History of Community Development in East Asian Countries)」(D06-N-070)における調査研究成果をとりまとめて出版されました。
まちづくりは、「まちに住む人たちの手によって、自分たちのまちの環境をつくったり、守ったりする活動」といえます。本書では、まちづくりを「身の回りの小さな民主化」と位置づけ、日本のまちづくりと韓国や台湾のまちづくりがお互いにどのように影響を及ぼし合っているか、現地でのフィールドワークと地元の人へのインタビューを通して考察しています。
訪問を通して得られた、「自分で行動したり、周囲の人に提案したくなる」という内なる力を「自分にあわせてまちを変えてみる力」と名付け、25の事例を紹介するとともに、ランドスケープ、社会学、都市計画、建築設計という異なる4つの視点からその意義を解き明かしています。
写真や図を多く用い、読みやすくデザインされており、研究者だけではなく、学生やNPO活動等に携わる市民、自治体職員にも参考になる事例集となっていることに加え、「まち歩き」に新たな視点をもたらしてくれるガイドブックとしても活用が期待されます。
助成プロジェクトの概要は、助成対象検索ページより【東アジアにおけるまちづくり】で検索してください。
*1「アジア隣人ネットワークプログラム」は2013年度より「国際助成プログラム」へ名称を変更しました。