プロジェクト成果物レポート
『バリ島に生きる古文書 ロンタール文書のすがた』(2009年度アジア隣人プログラム特定課題「伝統文書」)が刊行されました。
情報掲載日:2012年6月7日
『バリ島に生きる古文書 ロンタール文書のすがた』(2009年度アジア隣人プログラム特定課題「伝統文書」)が刊行されました。
本書は、2009年度アジア隣人プログラム特定課題「アジアにおける伝統文書の保存、活用、継承」による助成プロジェクト「バリ島に残存するヒンドゥー法典「アウィグ=アウィグ」の収集・整理と保存・継承 ―伝統文書の比較歴史社会学的解読と再定位の試み」の成果として刊行されました。
本プロジェクトでは、インドネシアバリ島にあるロンタール(ヤシの葉)博物館に所蔵されているヒンドゥー慣習法典「アウィグ=アウィグ」の収集と解読を行いました。本冊子には、そのアウィグ=アウィグの一部を日本語、インドネシア語、バリ語に翻訳し、解説を加えたものが掲載されています。巻頭には、「現在に生きる古文書としてのバリ・ロンタール文書 -日本の近世村文書との比較から」(長谷部弘著)、「バリにおけるロンタール(貝葉文書)とアウィグ=アウィグ」(中村潔著)という解説文が掲載されており、専門外の人でも文書の持つ意味が理解できる内容となっています。また、文書のオリジナル画像も掲載されています。
本冊子のもととなった助成プロジェクトについては、助成対象検索の【D09-ID-069】をご覧ください。
書名 | 『バリ島に生きる古文書 ロンタール文書のすがた』 |
編集 | 吉原直樹・中村潔・長谷部弘 編訳 |
発行 | 東信堂 |
発行年月日 | 2012年3月20日 |
価格 | 5,000円+税 |
ISBN | 978-4-7989-0113-8 |
お問い合わせ先 | 東信堂 住所:東京都文京区向丘1-20-6 電話:03-3818-5521(代) email:info@toshindo-pub.com |