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プロジェクトイベント・シンポジウムレポート

「JFWインターナショナル・ファッション・フェア」にインドネシアの女性グループが出展しました(アジア隣人プログラム)

情報掲載日:2012年7月23日

イベント・シンポジウムレポート

「JFWインターナショナル・ファッション・フェア」にインドネシアの女性グループが出展しました(アジア隣人プログラム)

7月18日(水)から20日(金)まで、有明の東京ビッグサイトで「JFWインターナショナル・ファッション・フェア」(日本最大のファッションビジネス展示商談会)が開催されました。

フェアには、インドネシアのカリマンタンから来た2人の女性、アルティさんとププッさんが参加していました。2人はインドネシア政府から選ばれ、「Borneo Chic」というファッションブランドを出展するために来日しました。ブースには、葦や籐で編まれた素材や、天然染料で染めた織物を用いたバッグなどが展示されていました。これらはカリマンタンの先住民族ダヤック族の伝統的な、手工芸の技法を応用したものです。

アルティさんたちのグループは、2009年度トヨタ財団のアジア隣人プログラムの助成により実施されたプロジェクト「伝えたい生活様式 ―インドネシア、カリマンタンにおけるダヤック農民ネットワークの強化と拡大」(代表者:Panthom Sidi Priyandoko氏)で、手工芸品製作の作り手の女性たちの組織化やトレーニングなどを行ってきました。

助成は2011年に終了しましたが、その後もグループは発展を続け、今では首都のジャカルタでも商品を販売しており、外国人観光客や地元インドネシア人からも人気を得ているとのことです。こうして優れた技が途絶えることなく、女性たちや家族の生活を維持するための糧となっていることを知るのは、助成した側としても嬉しいニュースでした。

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