プロジェクト成果物レポート
報告書「被災牛と歩んだ700日 東日本大震災における被災家畜対応記録集」が発行されました(東日本大震災特定課題)
情報掲載日:2015年2月23日
本報告書は、2012年度東日本大震災対応「特定課題」の助成対象プロジェクト「警戒区域で生き延びた牛たちと畜産農家の戦い(700日の記録 ―牛と共に生きる)」(代表者:半杭一成氏・懸の森みどりファーム)の成果物として発行されました。
東日本大震災後に発生した福島第一原発事故により、20km圏内の畜産農家は、混乱した状況の中、やむを得ず牛や豚といった家畜を残し避難しました。避難した畜産農家の方々の中からこの記録を後世に残し伝えるべきという声があがり、助成を受け冊子としてまとめることとなりました。
報告書には、福島県や南相馬市の畜産関係者3名による震災後から現在までの報告、14名の畜産農家の手記が掲載されています。家族同然に思っていた家畜たちへの思い、震災から避難、一時帰宅の際の様子が克明に記されており、事故の被害の広がりを改めて感じます。
震災後の地域や家畜の様子をうつした写真や牛乳の出荷制限の経緯など基礎資料も掲載されており、事故の記録として貴重な資料となる報告書です。
助成プロジェクトの概要は、助成対象検索ページより【D12-E2-0008】で検索してください。
報告書名 | 「被災牛と歩んだ700日 東日本大震災における被災家畜対応記録集」 |
発行 | 特定非営利活動法人懸の森みどりファーム |
協力 | 南相馬市、特定非営利活動法人うつくしまNPOネットワーク |
発行年月 | 平成27年1月 |
問い合わせ先 | sue-aki@agate.plala.or.jp |