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プロジェクトイベント・シンポジウムレポート

東日本大震災特定課題「復興(災害)公営住宅におけるコミュニティ形成の支援」プログラム神戸研修会の報告

情報掲載日:2014年10月16日

イベント・シンポジウムレポート

大倉山住宅にて、田村氏のお話しを伺う

トヨタ財団は、9月29日(月)〜10月1日(水)にかけて、神戸にて2014年度東日本大震災特定課題「復興(災害)公営住宅におけるコミュニティ形成の支援」プログラムの助成対象6団体を対象とした研修会を開催しました。
この研修会の狙いは、プログラムの助成開始に向け、上記の6団体に、それぞれの復興公営住宅支援の企画内容をより良いものにしていただくことにあります。その為に、阪神・淡路大震災の復興過程における復興公営住宅の状況と支援体制に実地に触れる機会を作ると共に、プロジェクト運営の方法やノウハウについての6団体間の相互学習を行いました。

研修会初日の9月29日(月)には、神戸市内の大型復興公営住宅である兵庫県営大倉山高層住宅を訪問し、復興庁田村太郎上席政策調査官による、現時点の復興の課題についてのお話を伺うと共に、自治会関係者と面談、意見交換を行いました。夜の懇談会席上では、助成金贈呈書の授与も行われました。

前日の視察をうけ、今後のプロジェクト運営に関して意見交換を行った。

翌30日(火)の午前には、6団体がそれぞれの復興公営住宅支援の企画についてプレゼンテーションを行い、意見交換を実施。同日の午後には、阪神・淡路大震災の復興に携わったNPO・行政関係者からのインプットをいただき、それを受けて再度意見交換をいたしました。主要な論点となったのは、復興公営住宅への支援に向けて行政、社会福祉協議会との連携体制をどのように作るかというポイントです。
最終日の10月1日(水)には、これまでの2日間の見聞、インプット、意見交換を踏まえ、6団体はそれぞれの企画をどのように改善をしていくのかについてのセッションを実施して、研修会は終了いたしました。

研修会の終了時に実施したアンケート結果を見ても、大倉山高層住宅への見学、6団体による企画のプレゼンテーション、企画改善のセッションへの6団体関係者による評価は高いものがあり、研修プログラムが有益だったことを示しております。

6団体は今後も2〜3か月ごとに定期的な連絡会合を持ち、それぞれの復興公営住宅への支援状況について共有を行うと共に、行政への提言手法、社会福祉協議会との連携、メディアへの発信などについての研修を重ねていく予定です。これに関しても、随時ご報告いたします。


活動内容を発表する6団体

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