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プロジェクトイベント・シンポジウムレポート

東日本大震災特定課題訪問学習プログラム中間報告会を開催しました

情報掲載日:2014年9月11日

イベント・シンポジウムレポート

東日本大震災特定課題訪問学習プログラム中間報告会を開催しました

報告会の様子

東日本大震災被災地の団体に、奥尻、中越、阪神・淡路、玄界島という過去に大規模な地震・津波被害を受け、その後しっかりと復興をとげた先進被災地を訪問してもらい、現地でその復興まちづくりの過程を学んでもらう東日本大震災特定課題訪問学習プログラムの中間報告会を、8月27日(水)と28日(木)の両日、いわて連携復興センターとみやぎ連携復興センターのご協力をいただいて開催いたしました。中間報告会の狙いは、折り返し点に差し掛かりつつある訪問学習で学習したことを、団体相互に共有してもらうことにあります。

27日(水)は、岩手県の団体が対象であり、会場はホテル東日本盛岡です。この日に報告を行ったのは、鵜住居地区復興まちづくり協議会、要谷青年部、陸前高田未来作戦会議、NEXT KAMAISHI、はまぎく若だんな会、釜石市仮設団地住宅支援連絡員配置事業、サンガ岩手、岩手×若手会議、SAVE TAKATA、高田大隅つどいの丘商店街の9団体です。

28日(木)は、宮城県の団体が対象となり、仙台市市民活動サポートセンターを会場としました。この日に報告を行ったのは、玉浦西まちづくり研究会、あじ島冒険楽校、仮設きずな新聞編集部、ウィメンズアイ、気仙沼八日町復興まちづくりの会、とめタウンネット、仙台市若林区社会福祉協議会若林区復興の輪ミーティング、災害文化確立伝承プロジェクト、東松島コミュニティ復興支援チーム、山元町震災復興土曜日の会、みやぎ復興住宅を考える会の11団体です。

奥尻島を訪問した団体は、大型防潮堤の漁業に与える影響、震災のメモリアル施設の維持コスト、中越を訪問した団体は、復興まちづくりにおける女性の役割、 阪神・淡路を訪問した団体は、復興公営住宅での高齢者への支援体制、玄界島を訪問した団体は、被災者の間の入念な合意形成のプロセスに、それぞれ関心を寄 せていることがうかがえました。また、今回の訪問学習で学習したことを、次の復興まちづくり支援につなげようと企画立案を始めている団体もいくつかありました。これは、 学習したことを共有しようという今回の狙いを越えた嬉しい動きです。これらの次世代の企画が復興まちづくりをさらに加速することを期待します。

復興まちづくりというタイムリーな話題を取り上げたこともあって、盛岡でも、仙台でもマスコミ各社の取材が入り、数紙に今回の中間報告会の記事を掲載していただきました。

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