財団イベント・シンポジウムレポート
2016年度助成金贈呈式を開催しました(国内助成プログラム・研究助成プログラム)
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研究助成 ctgr01 ctg01 ctg07
イベント・シンポジウムレポート
情報掲載日:2017年4月27日
2017年4月14日(金)、ハイアットリージェンシー東京(東京都新宿区)にて2016年度研究助成ならびに国内助成プログラム助成金贈呈式を開催いたしました。贈呈式に先立ち助成対象者報告会も開催し、約130名の方にご参加いただきました。
報告する寺田氏と高橋氏
【第一部 助成対象者報告会】
第1部の助成対象者報告会では、2014年度研究助成プログラムの助成を受けた寺田鮎美氏(東京大学総合研究博物館 インターメディアテク寄付研究部門 特任准教授)と2015年度国内プログラムの助成を受けた髙橋信也氏(一般社団法人北海道セーフティネット協議会 コーディネーター/せっせ 代表)から助成プロジェクトの報告が行われました。
寺田氏は、博物館が多様な価値を創造していく場となるための理論的、実践的研究として、箱に展示物を入れ、ふたを開ければどこでも博物館になる「モバイルミュージアム」プロジェクトに取り組まれました。助成期間を越えてプロジェクトが継続するための工夫や、プログラムオフィサーやトヨタ財団のロゴの活用など、資金提供者としてだけではない助成財団の活かし方についてご報告いただきました。これから助成プロジェクトをスタートさせる方々にとって参考となる点が多くあったように思います。
髙橋氏は、釧路市において自立を目指す若者とインフォーマルな困りごとを抱えた高齢者と若者をマッチングした「暮らしの共済サービス事業せっせ」を立ち上げ活動をされています。トヨタ財団の助成を受けて活動をする中で改めて自分達の活動のミッション「めざす地域の姿」が整理できたこと、またトヨタNPOカレッジカイケツを受講し、活動の中できちんとデータを蓄積していくことの重要性を学んだことをご報告いただきました。最後には、社会的に弱い立場の人たちが置き去りにされがちな社会において、柔軟に、躍動感と可能性をもって社会的なチャレンジを共に進めて行きましょうとメッセージを送られていました。
遠山理事長(左)と贈呈書を受け取る由井氏(右)
【第二部「助成金贈呈式」】
第2部の助成金贈呈式は、遠山敦子当財団理事長の挨拶で開会し、その後、研究助成プログラム選考委員長桑子敏雄氏(一般社団法人コンセンサス・コーディネーターズ 代表理事)ならびに国内助成プログラム選考委員長萩原なつ子氏(特定非営利活動法人日本NPOセンター 副代表理事)より選考結果についてご報告いただきました。
続いて、各助成対象者より、自身のプロジェクトの簡単な紹介と活動に対する想いや意気込みなどについて1分間スピーチをしていただきました。
助成金贈呈書は、各プログラムを代表して、由井秀樹氏(研究助成プログラム)ならびに石沢達雄氏(国内助成プログラム)へ、理事長より授与いたしました。
贈呈式終了後に行われた懇親会では、一分間スピーチを聞いて関心を持った方に声をかけるなど、参加者同士活発な交流が行われました。