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プロジェクト成果物レポート

10/8(日)ドキュメンタリー番組「NHK BS1スペシャル 父を捜して~日系オランダ人の終わらない戦争~」が放送されます(研究助成プログラム)

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    プロジェクト成果物レポート

情報掲載日:2017年10月5日

2012年度助成対象プロジェクト「戦争をめぐる日蘭関係の解決にむけて―在蘭邦人による『他国史』の内在化と現地のニーズに対応した民間主導の日蘭歴史和解プログラム生成に向けた研究―」(代表者:前川佳遠理氏、D12-R-1133)の成果を取り上げた特集番組がNHK BS1スペシャルで放送されます。 

番組の詳細については、以下のご案内をご覧ください。



アジア太平洋戦争日本関連史資料および学術連絡支援財団(SOO財団)では、太平洋戦争中、日本軍占領下の旧オランダ領東インド(現インドネシア)で生まれた「戦争の子ども」たちの実父探しと親族対面事業を行っています。 

この度、戦争で生まれた日系人でオランダに住む人たちや、その方々の身元探しの活動を取り上げた特集番組がNHK BS1スペシャルにて制作されました(前・後編2部立て)。 

番組名:NHK BS1「NHK BS1スペシャル 父を捜して~日系オランダ人の終わらない戦争~」

日時:10月8日(日)22:00~22:50(前編)23:00~23:49(後編)
(途中、ニュースが入ります。)

番組予告動画: http://www4.nhk.or.jp/bs1sp/


戦争で生まれた日系人とは、太平洋戦争中、日本軍が占領した東南アジア各地の女性と日本人軍人・軍属・民間人との間に生まれた方々です。日本の敗戦後に引揚げた日本人実父と生き別れた日系の子どもたちは、高齢となった今も日本の実父を探し、自らの身元確認を求めています。旧オランダ領東インドでは、オランダ人及びインドネシア人女性との間に戦争の子供が数千人から数万人生まれたと言われています。日系オランダ人とは、そのうち、インドネシア独立後オランダに渡り、オランダ国籍をもつにいたった人々です。

SOO財団では、戦後のインドネシア独立後オランダに渡った日系オランダ人の人々やインドネシアに残った日系インドネシア人の方々の依頼を受けております。実父探しには、これまで中国残留孤児やフィリピン残留日系2世の支援に長年かかわっておられる河合弘之弁護士とフィリピン日系人リーガルサポートセンター(PNLSC)に多大なご協力をいただき、日本やオランダのアーカイブズや記録文書を中心に取り組んでおります。 

本ドキュメンタリー番組は、SOO財団設立以前に身元が判明した日系人のその後、また、本年2月に実現した日本の親族とオランダから来日した日系人姉妹との対面を中心に、SOO財団の活動に焦点を当てて戦後の苦難の道、現在の課題を紹介しています。 

SOO財団は、以上の日系オランダ人・インドネシア人の身元確認と日本の親族対面を目的に、2012年4月オランダの公益財団法人として設立され、戦争をめぐる日蘭関係の改善と民間からの和解のためにさまざまなプログラムを行っております。


オランダ公益財団法人
アジア太平洋戦争 日本関連史資料および学術連絡支援財団
Stichting Oorlogsgetroffenen in de Oost: met Japanse archieven en contacten (S.O.O)

代表: 前川佳遠理  事務局: 奥山美由紀

[オランダ事務局]
Velperweg 147, 6824MB, Arnhem, the Netherlands
代表: info@s-o-o.nl
website: http://www.s-o-o.nl

[東京連絡事務局]
〒160-0003  東京都新宿区四谷本塩町4番地15新井ビル3F
フィリピン日系人リーガルサポートセンター(PNLSC)内
tel: 03-3355-8861

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