プロジェクト成果物レポート
「めぐりあうものたちの群像 -戦後日本の米軍基地と音楽1945-1958」青木深著(研究助成プログラム)が第35回サントリー 学芸賞(社会・風俗部門)を受賞しました。
情報掲載日:2013年11月13日
本書は、2004年度トヨタ財団研究助成により実施された個人研究「第二次世界大戦後の在日米軍基地における音楽をめぐる民族誌的研究」(代表:青木深)の成果として刊行されました。
本研究は、戦後、日本各地に設置された米軍基地やその周辺の歓楽街にできたクラブで演奏された音楽をテーマとしています。著者は、10年近くにおよぶフィールドワークで100名を超える在日経験のある元兵士たちにインタビューを行いました。兵士一人一人の日常や人柄が音楽を通して描き出されています。606ページに及ぶ大作ですがが、ところどころに「間奏」として著者のフィールドワークの時のエピソードなどが盛り込まれており興味深く読み進めることができます。巻末には、「人名」「地名」「建物・施設」「事項」毎に引くことのできる充実した索引が掲載されています。
この度、本書が「第35回 サントリー学芸賞(社会・風俗部門)」 を受賞しました。
本書のもととなった研究については、助成対象検索にて助成番号【D04-A-513】で検索してください。
大月書店 | 「めぐりあうものたちの群像: 戦後日本の米軍基地と音楽1945-1958」 |
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著者 | 青木 深 |
ISBN | 978-4272520862 |
定価 | 5,460 |
発行 | 大月書店 |
発行日 | 2013年3月7日 |