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テーマ:「よりよい未来を築く知の探究」

プログラムの趣旨

「よりよい未来を築く知の探究」をテーマとして、「共同研究助成」では、「社会の新たな価値の創出をめざす研究」または「社会的課題の解決に資する研究」を推進するプロジェクト・チームに助成を行います。「個人研究助成」は、研究を通じて社会に貢献しようという意欲が高く、社会の新たな価値の創出や社会的課題の解決に結び付く活躍が期待される若い世代の個人研究を助成の対象とします。

選考委員長選後評

◆2013年度研究助成プログラム選後評
なお、これ以前のものに関しましては年次報告書をご覧ください。
 

2013年度研究助成プログラム助成対象一覧

※下記の一覧は、2013年9月27日現在の情報です。

助成番号 題目 代表者氏名 代表者所属 肩書 助成金額(万円)
共同研究A1
D13-R-0053 自然資源の持続可能な保全に向けた制度設計 ―(仮称)土壌保全基本法の制定に向けた制度設計 村田 智吉 国立環境研究所地域環境研究センター 主任研究員 570
D13-R-0401 カンボジアにおける「弾性型公共圏」の理論化に関する国際共同研究 牧野 冬生 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科 助教 550
D13-R-0413 農の「豊かさ」を未来に継承するために ―在来作物の利用と保全を例として 富田 涼都 静岡大学大学院農学研究科 助教 400
D13-R-0577 「生物多様性」をローカライズする ―タンザニア西部における地域コミュニティによる内発的自然保護を支援する環境教育システムの構築 中村美知夫 京都大学野生動物研究センター 准教授 800
D13-R-0669 ジャカルタ都市圏における溜め池の多機能性を生かした新たな水文化コンセプトの形成 アミ・アミナ・ムティア 人間文化研究機構総合地球環境学研究所 研究員 510
D13-R-0762 福島発 世界へ ―世代を超え未来につなぐ被ばく体験のアーカイブ化とネットワーク構築 ―超学際、超地域、超世代で取り組む協働実践型研究を土台にして 藍原 寛子 Japan Perspective News 代表取締役 710
小計   6件
共同研究A2
D13-R-0011 子ども同士の支え合いで実現する心豊かな学校・地域づくり -いじめやこころの不調に手を差し伸べられる児童・生徒の育成 佐々木 司 東京大学大学院教育学研究科 教授 600
D13-R-0015 ライフレビューによるハンセン病回復者の語りの保存と看護師のエンド・オブ・ライフケア能力向上の試み 近藤真紀子 岡山大学大学院保健学研究科 准教授 340
D13-R-0055 インド北部ラダークの村落における「物産誌」の製作 ―山地村落からの顔の見える地域像の発信 山口 哲由 農業環境技術研究所 特別研究員 350
D13-R-0088 ヴェトナム・カントー市における脳卒中の高齢者のための継続的なケア・モデルの開発 チャン・ティ・ハン カントー医科大学学術調査国際交流室 室長 450
D13-R-0113 モーリタニア・セネガル川付近における農地開発に向けた取り組み ―河川氾濫制御と水資源開発と伝統的水源管理慣行 入江 光輝 筑波大学北アフリカ研究センター 准教授 760
D13-R-0144 放射能汚染地域の文化保全と避難者の心の救済 ―チェルノブイリと福島 家田  修 北海道大学スラブ研究センター 教授 700
D13-R-0151 変貌するアジアにおける家族の危機 ―新しい家族・社会像の模索と政府の役割 エステべス・安部・マルガリータ シラキュース大学マックスウェル政策大学院政治学部 准教授 600
D13-R-0843 既存建築を使い続けていくための諸制度見直し研究 鰺坂  徹 鹿児島大学大学院理工学研究科 教授 310
小計   8件
個人研究B
D13-R-0016 「戦場への想像力」をひらく視座 ―近代日本における「戦争神経症」と軍隊・国家・社会 中村 江里 一橋大学大学院社会学研究科 大学院生 80
D13-R-0102 東アフリカ農村における植林の受容と継承 ―技術普及の動態的プロセスへの視点 黒崎 龍悟 福岡教育大学教育学部 准教授 50
D13-R-0121 福島原子力発電所事故によるコケ植物の生殖器官異常と遺伝的影響の検出 小栗恵美子 広島大学大学院理学研究科 特任助教 160
D13-R-0142 「野の医者」の医療人類学 ―沖縄本島における混淆する治療文化と心理療法 東畑 開人 なかまクリニック 臨床心理士 95
D13-R-0175 アチェにおける子どもへの性的暴力 ―その背景の調査と児童保護の「新たな」社会文化的なしくみの再構築に向けた地域の価値の探究 エカ・スリムルヤニ アルラニリ・イスラム大学 講師 35
D13-R-0196 なぜ消毒をしないのか ―都市衛生技術に対する後発開発途上国の視点 酒井 宏治 東京大学大学院工学系研究科 特任助教 150
D13-R-0200 中国甘粛省石窟群におけるコミュニティ参加型遺産保護手法の確立 ―シルクロード東端の地域アイデンティティー向上を目指して 李   梅 筑波大学大学院人間総合科学研究科 大学院生 150
D13-R-0212 未熟であることの効用 ―モンゴル、ウランバートルにおける都市開発戦略による市民参加の制度化と自助グループの非専門的活動 滝口  良 北海道大学大学院文学研究科 専門研究員 150
D13-R-0292 資金供給システムにおける新たな思想と実践 ―GLS銀行を中心に 林  公則 都留文科大学 非常勤講師 150
D13-R-0379 ビルマ・タイ国境におけるカレン難民のアイデンティティ変容に関する研究 ―ドキュメンタリー映画制作を通しての考察 直井 里予 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 大学院生 150
D13-R-0408 近世日本における自然災害の被害実態 ―死亡構造とその形成要因 池本 裕行 京都大学 研修員 120
D13-R-0420 社会的弱者のためのフォトヴォイス ―フィリピン中部における災害への対応 蔡  艶君 ハワイ大学マノア校都市・地域計画学科 大学院生 150
D13-R-0431 原発避難における中小事業所の実態と課題 ―福島原発周辺地区の事例調査を通じた研究 吉田 耕平 首都大学東京大学院人文科学研究科 客員研究員 160
D13-R-0465 ビッグデータからビッグビジョンへ ―英国の市民社会組織によるデータ立脚型研究における挑戦と機会 ウィリアム・アレン オクスフォード大学移民・政策・社会センター リサーチ・オフィサー 140
D13-R-0555 インドにおける「準児童労働者」に対する教育政策の実質的成果 ―新たな児童労働枠組「準児童労働者」の定義構築を踏まえて 柄谷 藍香 大阪大学大学院国際公共政策研究科 大学院生 160
D13-R-0562 加害と再犯を防ぐための行動変化サポートに関する研究 ―思考・行動認知と当事者の相互作用に注目して 田辺 裕美 大阪大学大学院人間科学研究科 大学院生 70
D13-R-0612 地域社会における文化遺産の新たな価値の発見と発信 ―モンゴル国ハラホリン郡における文化遺産の地域参加型活用の実現に向けた基盤の構築を目指して           清水奈都紀 奈良大学文学部 非常勤講師 80
D13-R-0685 独立後南スーダンにおける若者組合の「再編」と多様性の中で育まれる共同性」に関する人類学的研究 ―若者のヴィジョン構築と地域社会の再建にむけて 橋本 栄莉 一橋大学大学院社会学研究科 大学院生 160
D13-R-0869 公共政策における新たな参加のデザインの模索 ―国際参加型民主主義観測所OIPDの取り組みに着目して 吉田 祐記 東京工業大学大学院社会理工学研究科 大学院生 140
小計   19件
合計   33件

助成概要

募集期間 募集を締め切りました。
助成予定総額 1億円(共同研究助成:約8,000万円、個人研究助成:約2,000万円)
助成額 共同研究助成(A1/A2):年間500万円程度まで/件
個人研究(B):年間100万円程度まで/件
助成期間 2013年11月1日より1年間または2年間
助成の要件 ・研究の分野や方法については限定しない
・国籍、所属、学歴、居住地などは問わない
助成領域 共同研究助成 A1:「社会の新たな価値の創出をめざす研究」
共同研究助成 A2:「社会的課題の解決に資する研究」
個人研究助成 B:「よりよい未来を築くために」(若い世代の個人研究)
助成の決定 外部有識者によって構成される選考委員会の審査を経て、2013年秋に開催される理事会にて決定

応募について

※公募期間は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
2013年度募集要項PDFファイル(516KB)
2013年企画書(共同)サンプルPDFファイル(549KB)
2013年企画書(個人奨励)サンプルPDFファイル(318KB)

参考資料

「社会の新たな価値を創出をめざす研究」とはどのような研究なのか、研究助成プログラム選考委員会選考委員長桑子敏雄東京工業大学教授にインタビューを行いました…→

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