プロジェクト成果物レポート
公益財団法人オイスカ中国内モンゴルでの助成プロジェクトによる成果「金山来福酒」完成(アジア隣人プログラム)
情報掲載日:2013年11月25日
薬用酒の見本を持って:
左からオイスカ林様、冨樫様、トヨタ財団青尾PO
公益財団法人オイスカの林様と冨樫様が、2011年度アジア隣人プログラムで助成させていただいた『中国内モンゴル砂漠化地域におけるコミュニティ形成を通じたふるさと再生事業 (D11-N-0074)』の成果報告に来団されました。
灌木に寄生する漢方薬オニク
同プロジェクトは、中国の内モンゴル自治区でモンゴル族を中心に、砂漠化を食い止めつつ畜産や漢方薬栽培などの新たな生業を作り、ホトアイルという伝統的なコミュニティを再生させる活動に取り組んできました。
その一環として、漢方薬オニクを利用した薬用酒『金山来福酒』を鹿児島の酒造メーカー薩摩金山蔵株式会社と千葉大学とのタイアップにより製造され、その見本を お持ちいただきました。不妊症治療等に効果があるとのことで、一口頂きましたが、まろやかな口あたりの中に、深い味わいが感じられました。
中国内モンゴル自治区の
伝統的な住居(パオ)
オイスカでは今後も、砂漠化防止(植林)、家畜飼育、漢方薬栽培等を通じた「ふるさと再生」に取り組んでいかれる予定とのことです。トヨタ財団がお手伝いさせていただいたこの取り組みが大きく育っていくことを願っています。
当該助成プロジェクトの助成概要については、助成対象検索ページにて【D11-N-0074】で検索してください。(文責:国際助成グループ青尾)