プロジェクトイベント・シンポジウムレポート
オイスカ「未来への展望ワークショップ」が開催されました(アジア隣人プログラム)
情報掲載日:2013年7月17日
オイスカ「未来への展望ワークショップ」が開催されました(アジア隣人プログラム)
渡辺所長より、1970年代のオイスカの活動について
2013年7月1日より7日まで、公益財団法人オイスカ(以下オイスカ)の主催する「未来への展望ワークショップ」が開催されました。1961年の設立以来、オイスカが海外各国で実施してきた人材育成や「ふるさとづくり」、「子供の森」計画などの事業について振り返り、今後に向けての方向性を出すことが目的です。
本ワークショップは、当財団2012年度アジア隣人プログラム特別企画「未来への展望」の助成の一環で開催されました。「未来への展望」は、アジア各地で実践活動を続けてきた団体がその経験を振り返り、その過程で明らかとなった知見や未来に向けた提言を報告書としてまとめ、広く社会に発信する企画に対して助成するプログラムです。
ワークショップ風景
今回のワークショップでは、日本と海外8カ国から愛知県豊田市のオイスカ中部日本研修センターに30名を超える参加者が集まりました。ま ずは近隣農家の見学と、オイスカバゴ研修センターの渡辺所長による基調講演から始まり、日本の農業の現状とオイスカの歩みについての確認を行いました。
その後も毎日夜遅くまで議論が続く密度の濃いスケジュールの中で、各国の抱えている問題意識や希望について、各国のスタッフも東京のスタッフも率直に話し、それに真剣に耳を傾ける姿が印象的でした。
オイスカの育てたい「理想の人物像」(© オイスカ)
議論を通じて、オイスカの原点である「人づくり」への思いが共有され、参加者の合意による「オイスカが育てたい人物像」や各地の目標も出すことができました。変わりゆく各国の社会の中でも、50年以上にわたる人材育成事業でオイスカが培ってきたものを、更に発展させていくということを再確認するワークショップになったように思います。(国際助成グループ 青尾記)
本プロジェクトの概要は、助成対象検索から「D12-N-0035」で検索してください。