財団イベント・シンポジウムレポート
9/22(土)「公募説明会@福島」を開催しました(国内助成プログラム)
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イベント・シンポジウムレポート
情報掲載日:2018年9月27日
9月22日(土)、福島県福島市(福島市市民活動サポートセンター)にて、「平成30年度NPO強化による復興創生事業『NPO運営力強化支援事業』助成金活用セミナー&説明会」が福島県の主催で開催され、トヨタ財団も事例報告団体の1つとして登壇し、「国内助成プログラム」について紹介させていただきました。福島県内各所から約20名(14団体)のNPOの方々にご参加いただきました。
http://www.toyotafound.or.jp/community/2018/tevent/2018-0907-1510-6.html
当日は、前半に各種助成金の説明を、後半に助成金獲得に向けた講座が行われました。
各種助成金の説明では、「公益財団法人キリン福祉財団」「公益財団法人トヨタ財団」「社会福祉法人福島県共同募金会」が、それぞれ助成先の団体「特定非営利活動法人あだたら青い空」「特定非営利活動法人ホールアース研究所」「特定非営利活動法人子育て支援コミュニティプチママン」とペアとなり、各助成金の内容や特性、助成を受けてみてのメリット・デメリットなどについて発表を行いました。
トヨタ財団からは、当財団プログラム・オフィサー鷲澤と、2017年度に「しらべる助成」の助成を受けられた「特定非営利活動法人ホールアース研究所福島事務所(活動地域:福島県郡山市湖南町)」の杉澤莉子氏が登壇しました。
杉澤氏からは、「しらべる助成」に応募しようと考えた経緯や応募内容(課題・調査仮説・実施内容)、調査を実施したことで得られたメリットなどについて報告いただきました。
<杉澤氏の報告の中で挙げられた調査を実施することで得られるメリット>
・主観的に捉えている地域の一部分を客観的に捉えることができる
・課題解決の優先順位をつけることができる
・得たデータを「郡山市」ではなく「湖南町」の総意として、行政など多方面に発信することができる
また、鷲澤からは「国内助成プログラム」の概要を説明するとともに、プログラムとして大切にしている6つの視点(地域性・次世代育成・協働・参加性・当事者性・課題解決志向)を踏まえ、「しらべる助成」「そだてる助成」のポイントについて紹介を行いました(地域課題・事業仮説や問題構造把握など)。
後半に行われた講座では、「公益財団法人助成財団センター」事務局長の渡辺元氏より「民間助成金獲得のための留意点など~助成財団から期待される事業とその成果~」というテーマでお話がありました。非営利活動に対する資金の流れの現状やNPOにおける財団構成の傾向、各種財源の構成や特性など、民間助成金における基本的な情報をはじめ、助成金獲得に向けたポイントなどが紹介されました。渡辺氏からは、企画書作成時にはページ間の整合性を意識することや、選考の際には短期的なものではなく長期的効果が重視されること。そして、助成金で実施した事業の実績を会費や寄付、自主事業、受託事業といった財源の拡充にどのように結び付けていくのかが重要であると指摘されました。