11月4日（土）釧路市において『地域づくりシンポジウム～支え合いのリアル』が開催されます。

このシンポジウムは、2016年度国内助成プログラム「しらべる助成」の助成対象である「インフォーマル支援のリアル　―実践から深める地域支え合いの新たな形」（代表者：釧路発！地域インフォーマルサービス創造プロジェクトチーム　中川奈保子氏、助成番号：D16-LR-0027）が、調査を通じて、地域の支え合いのあり方や現実を把握していく中で、地域社会が複雑な課題に直面していることを知り、今後地域の支え合いをどのように展開していくのか、現実とビジョンの共有を図ることを目的としたシンポジウムです。

本年度の調査（4月～9月実施）では、現在、前年度に採択されたトヨタ財団助成金によるプロジェクト（若者の仕事づくりとインフォーマル支援）で、実践と対象地域を中心としたリアルなニーズの明確化、類型化、定量化を行い、「地域に求められるサービス」を明らかにしました。そしてその成果を民間の自主事業と行政の委託事業で組み合わされる「官民共同の運営」によるインフォーマル支援体制の構築に反映し、新規雇用による調査員の配置、実践データの洗い出しを行うと同時に、実践の対話を通した暮らしの基礎情報及び困りごとの聞き取り調査をおこない、そこから精査した調査項目による改めての聞き取り調査を行いました。