財団イベント・シンポジウムレポート
「トヨタ財団国内助成プログラムを研究する〜「しらべる助成」「そだてる助成」の制度説明・事例紹介&ワーク〜」が開催されました(国内助成プログラム)
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イベント・シンポジウムレポート
情報掲載日:2017年9月15日
特定非営利活動法人CANPANセンター主催による「トヨタ財団国内助成プログラムを研究する〜「しらべる助成」「そだてる助成」の制度説明・事例紹介&ワーク〜」が9月13日日本財団ビルにて開催されました。
当日は、全国より約60名の方にご参加いただきました。冒頭、当財団加藤剛POより国内助成プログラムの説明、後半は、4名ずつにわかれてのグループワークを実施いたしました。
以下当日の発表資料、質疑応答、コメントを共有いたします。
助成プログラムのプレゼンテーション
- 発表資料は、こちらよりダウンロードの上ご確認ください。「発表資料」
質疑応答
- Q 個人を中心としたメンバー構成ですが応募可能ですか?
A 法人格の有無や種別は問わないので問題ございません。チームを組んでご応募ください。
- Q 地域の範囲についてはどのように考えればよいですか?また、なぜ地域をテーマにしているのですか?
A 特に指定はしていません。募集要項に「私たちの暮らしの場である地域社会」と趣旨にあります通り、ある程度の生活圏やエリアを限定したプロジェクトを想定しています。トヨタ財団では、2004年以降「地域社会」をテーマに掲げています。人々の生活を支える地域コミュニティの再構築が今後重要な課題になるという認識のもとです。また、地域における暮らしや生活の課題は、複合的であるため、多様な主体との連携によりそのような複合的な課題の解決に取り組んでいただきたいという思いがあります。
- Q 企画書の自由度があまりないように思います。
A プログラムの振り返りをした際に、各プロジェクトが2年間で何をめざすか、その先に長期的には何をめざすかが充分に振り返りにくかったということがあり、その点をしっかりと記載していただきたいと考え今のような形式としました。
グループワーク
- ワークシートを使った個人ワークの後に4名のグループで共有していただきました。
以下は、グループワーク終了後の当財団スタッフからのコメントです。
(画像をクリックすると拡大されます)
・ビジョン、課題、起こしたい変化、書けていなかった欄が人によって違いました。ビジョンについは、チームのメンバーとの共有、地域の関係者との共有が重要です。簡潔な言葉で語られるようにしたら良いと思います。
・課題については、「人口減少」「居場所がない」などやや抽象的でした。地域にどのような層がどれくらいいて、誰にとっての居場所がないのか、どんな人をターゲットに考えているかより深掘りされると良いと思います。また、課題の欄に「解決策」を書いている方もいました。
・ビジョンは簡潔にという話しがありましたが、企画書のタイトルも重要です。主題は、14文字と指定していますが、YAHOOニュースの見出しが13.5文字以内。つまり社会のことは、たいていこの文字数で表せるということで簡潔に表現してください。
・今日のワークは、トヨタ財団のみならず、どこの助成金に応募するとしても必要な要素だと思います。事業を考える際にぜひ意識していただきたいです。
その後、会場からのコメントを挙げていただきました。その中の一つを紹介させていただきます。
・NPOは社会に新たな補助線を引く役割があるといえます。補助線を可視化して、多くの関係者を巻き込んでいくことで社会は変わっていきます。トヨタ財団助成金申請は補助線を可視化する、はじめの一歩と思います。(一般社団法人セオリー・オブ・チェンジ・ジャパン 田辺大氏)
国内助成プログラムの応募受付は、9月29日15時までとなります。また、企画内容についてのご相談は、9月26日までとなります。
また、 応募締切時間の直前は、回線が混雑し送信できない恐れがありますので、お早めにご応募ください。
詳しくは、国内助成プログラムのページをご覧ください。http://www.toyotafound.or.jp/community/2017/
※本イベントの報告が特定非営利活動法人CANPANセンターのブログにも掲載されています。