プロジェクトイベント・シンポジウムレポート
「筑波山麓りんりんツアー案内人養成講座」が開催されました(国内助成プログラム)
情報掲載日:2015年6月12日
撮影スタート!
5月16日(土)、茨城県つくば市にて「筑波山麓りんりんツアー案内人養成講座」の第2回「フォトグラファー滝原さんと行く山麓ぶらぶら撮影会」に参加してきました。この講座は、2013年度国内助成プログラムの助成対象である「『筑波山麓りんりんツアー案内人』育成プロジェクト」の一環で実施されているものです。(詳細はこちら)
養成講座は、自転車案内人として歩み出すために必要な知識や技術を身につけられる内容になっていますが、今回のテーマは「写真」。そして講師は、筑波山の写真で有名な写真家の滝原逸郎さん。当日午前はあいにくの天気だったということもあり、受講生には「雨の筑波山麓」というテーマが与えられ、集合場所の平沢官衙遺跡(奈良・平安時代の役所跡)周辺で撮影会が始まりました。
滝原さんに伺った天気が悪いときの撮影のポイントの一つとして、雲の動きが見えない場合は、空が占める割合を少なくし、逆に雲の動きがはっきりと見える場合は空を多めに入れるということでした。そこで私も雲の様子に注意しながら写真を撮り、午後の講評会に臨みました。
以下の3枚が講評会のために選んだ私の写真です。
講評会の様子
午後からの講評会は、国の登録有形文化財でもある北条商店街の「宮清大蔵コンサートホール」にて実施。この会場はもともと穀物蔵として江戸後期に建てられた建物で、今は芸術交流拠点として、世界的に有名な音楽家も演奏に来られるようです。
滝原さんの作品
滝原さんは、受講生が撮影した写真に対して、構図の決め方やピントの合わせ方、空の分量、雲の使い方などについてアドバイスされていました。そして講評後に、滝原さんがこれまで撮ってこられた筑波山麓の作品を季節ごとに紹介され、会場からはそのあまりの美しさに感嘆の声が何度もあがっていました。
「筑波山麓りんりんツアー案内人養成講座」の主催者のチーム36(山麓)によりますと、今回の講座の目的は、受講生に撮影の技術を学んでもらうだけでなく、写真を通して見た山麓の魅力を再認識してもらうことだそうです。その狙い通り、参加者のほとんどは地元の方々でしたが、滝原さんの写真を通じて改めて筑波山の美しさに魅了されていました。
「筑波山麓りんりんツアー案内人養成講座」は、単発での受講も可能ですので、ご関心のある方は是非チーム36にお問い合わせください。最新のプロジェクトの状況も含め、チームのブログからお問い合わせいただけます。
(国内助成プログラム 加藤)