公益財団法人トヨタ財団

トヨタNPOカレッジ「カイケツ」

トヨタNPOカレッジ「カイケツ」成果発表会を開催しました。

kaiketsu
カイケツ

第6期

情報掲載日:2017年12月12日

グループ発表の様子

11月28日(火)トヨタ産業技術記念館大ホールにてトヨタNPOカレッジ「カイケツ」第二期の成果発表会を開催しました。トヨタNPOカレッジ「カイケツ」は、トヨタ自動車の「問題解決」という考え方・手法をグループ指導中心に学ぶNPO向け講座です。8月まで全5回の講座終了後、受講生は、自組織の問題解決に取り組んできました。今回は、その取り組みの内容と成果についてトヨタ式A3資料でご報告いただきました。

全体発表での岡田氏の発表の様子

 会の前半は、4グループに分かれての発表。後半は、各グループの代表1団体による全体発表が行われました。代表4団体のテーマは、「運営における理事の関わりの上昇」(NPO法人アジャスト 清長豊氏、清長摩知子氏)、「お宝資産2S向上による損益防止」(NPO法人あなたの街の「三河や」さん 北村佳子氏、金井理氏)、「企業訪問メンバー数の拡大」(NPO法人学校ICTサポーターズ 重金晋氏)、「持続可能性のあるコミュニティを構築するために収益の安定化」(レイプクライシス・ネットワーク 岡田実穂氏)とバラエティに富んだものでした。どの団体も設定したテーマに対して、現状把握、要因解析、対策立案・実行、効果の確認、標準化のサイクルを半年間で実践し、一定の成果を得られたと報告していました。
岡田氏は、「はじめは問題を数値化することへの抵抗感があった」そうですが、数値化し、見える化することで、団体のリソース配分を改善し、精神的にも余裕が出てきて、改めて自団体の強みを活かした事業に注力することができるようになったそうです。

集合写真

 講師を務めたトヨタ自動車業務品質改善部主査の古谷健夫氏は、最後に「ビジョンなきところにカイケツは生まれない」とその理念を語り、問題解決に必要なこととして「見える化(問題の共有)」「根回し(理解活動)」と説明されました。

当日の古谷講師の資料は、こちらPDFファイル(567KB)このリンクは別ウィンドウで開きますよりダウンロードしていただけます。

当日の様子をソーシャルメディア「オルタナS」に掲載していただいています。あわせてご覧ください。

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