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成果物「令和4年度 地域の支えあいに生かす声掛けロボットの運用体制づくり」が発行されました

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先端技術
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成果物(書籍・論文・映像等)

情報掲載日:2023年8月23日

地域の支えあいに生かす声掛けロボットの運用体制づくり
画像をクリックすると詳細がご覧になれます。
令和3年(2021年)の冊子はこちら。

2020年度特定課題「先端技術と共創する新たな人間社会」の助成プロジェクト「過疎高齢化地域での先端技術を用いた地域づくり――地域包括ケアシステムと連動する情報支援ロボット運用に関する住民参加型研究」(代表者:大門公彦氏、D20-ST-0017)より、「地域の支えあいに生かす声掛けロボットの運用体制づくり」が発行されましたのでご案内いたします。

本プロジェクトの対象地域である静岡県土肥地域は高齢化率が50%を超えており、高齢者を支える地域共同体のキーパーソンも高齢化し、昔ながらの人と人のつながりも断片化して支え合いのネットワークはほとんど機能しなくなりました。そこで、在宅の高齢者を支える新しいリソースとして注目したのがクラウドを介して認知機能低下のある高齢者へ声掛けを行う、コミュニケーションロボットです。「家のなかで一人のままにしない声掛け」を目標に、土肥地域の方たちとともに、声掛けロボットの機能と役割を整理し、運用できる体制を作り試用を行っています。

今回発行の冊子では、ケアスタッフが高齢者の使用を想定しつつロボットを一カ月間試用し、その結果を住民とのコンセンサス会議において共有、活動が少なくなってきた高齢者の方にどのような声掛けができるかを話し合った内容等がまとめられています。他地域での応用も視野に入れていますので、ぜひご参照ください。

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