広報誌「JOINT」の今年度の特集テーマは「Future」です。“未来志向”という視点のもと小テーマを設定し、それに関連するプロジェクトを行っている助成対象者の方々にお話をうかがいます。第1回目は「子どもたちの安全な暮らしと豊かな未来」をテーマに鼎談を行いました。
今日の日本社会において、子どもの孤立、児童虐待など子どもにまつわる深刻な社会的課題はいまだ山積しており、早急な対応が求められています。本鼎談では、３名の助成対象者にお集まりいただき、活動を始めたきっかけや問題意識、現在の取り組みや展望についてお話をしていただきました。
実践者、研究者、行政関係者という立場の違いにより、プロジェクト内容や、課題へのアプローチ、アウトプットの方法は違えども、子どもたちの未来を守りたいという共通の目標にむけて議論を進めるうちに、３名の想いはしなやかに交じり合います。専門家による知見やノウハウが市民に伝わり、住民一人ひとりの温かい眼差しで地域の子どもたちを見守るような社会の実現のためにはどうすればよいのか。子どもたちが安心して心豊かに暮らせる未来に向けた手がかりを探ります。