2021年度研究助成プログラムの助成プロジェクト「24時間介助が必要な重度身体障がい者の就労にむけた実現戦略 ―介助付き就労を阻む社会システムの合理性を運動論から問いなおす」（代表者：天畠大輔氏、D21-R-0042）より成果物が出版されましたのでご案内いたします。

長年にわたり介助者とのチームで研究活動を行ってきた天畠大輔氏らによる、重度身体障がいをもつ当事者が働けない現状を変えたい、という強い思いから「なにそれ！？介助付き就労」というハンドブックが出版されました。本書には当事者や企業のリアルな声、通勤や勤務中の介助を付ける公的制度、そして一歩踏み出すヒントが詰め込まれています。また、イラストやわかりやすい図表も多用され、初めて読む方にも親しみやすい内容になっています。

「働きたい」と思った人が、通勤が必要な勤務形態も自営業のような働き方も含め、様々な選択肢から仕事を見つけられる社会の実現に向けて、希望の1冊となることを願っています。

全文PDFは、一般社団法人わをんホームページで無料公開されています。
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https://wawon.org/assets/file/202203/webhandbook.pdf