2006年度研究助成プログラムの助成プロジェクト「アパルトヘイト期の南アフリカに居住した日本人に関する考察――「名誉白人」としての経験と語りに注目して」（代表者：山本 めゆ氏、D06-R-0698）より成果物が出版されましたのでご案内いたします。

人種隔離政策アパルトヘイトが​猛威を奮っていた1960年代の南アフリカで、当地に暮らす日本人を指す呼称として、「名誉白人」という言葉​は誕生しました。 本書では、南アフリカに到来したアジア系移民と日本人コミュニティの動態史が、「名誉白人」を生成させた社会関係と言説的実践とともに丁寧に描出されています。ご興味のあるかたは是非お手にとってご覧ください。