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人材育成をめざす協働事業プログラム
(トヨタ財団×東京大学未来ビジョン研究センター)


トヨタ財団は東京大学未来ビジョン研究センター(IFI)と協働し、研究助成プログラムの新テーマ「つながりがデザインする未来の社会システム」のもと、社会システム変革に向けた研究に取り組む研究者を長期雇用し育成する協働事業プログラムを2021年度より開始しました。

詳細はこちらをご覧ください。

下記の一覧は、2023年4月1日現在の情報です。
助成番号 題目 代表者氏名 代表者所属・役職等 助成金額(万円)
D22-RC-0001 「つながりがデザインする未来の社会システム」協働事業プログラム 福士 謙介 東京大学未来ビジョン研究センター(IFI) センター長
2,000

 



テーマ:「つながりがデザインする未来の社会システム」
ーニューノーマル時代に再考する社会課題と新しい連帯に向けてー

プログラムの趣旨 

未曾有の事態となった新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の世界的蔓延による影響が続くなか、これを契機として、これまでの社会の在り⽅を問い直し、「ニューノーマル」へと歩み出そうとする動きが広まっています。デジタル技術を活⽤したオンライン授業やテレワークなどは⾝近な例であり、そうした新しい⽣活様式に向けた⼈と⼈との新たな「つながり」がはじまりつつあります。

COVID-19 との対峙は、私たちが⼈と⼈とのかかわりを超えた⾃然、あるいはモノや技術に囲まれていることを、まざまざと感じさせるものでもありました。これまでの社会システムや⾃然環境とのかかわりを問い、「⼈新世」など新しい認識に基づいた議論も盛んに展開されています。COVID-19 によって浮き彫りとなった課題と向き合い、新しい社会を創造していくためには、⼩⼿先の改⾰ではなく、これまでの認識や⽣活様式、社会システムを作りかえるような変⾰が必要とされます。既存の考えや視点を超えて、⼈と⼈、⼈と自然、⼈とモノ・技術を始めとする様々な関係性(つながり)に着⽬した課題に挑戦し、新たな未来をデザインすることが求められています。そして、そうした変⾰を推進し、希望に満ちた未来社会を創造するためには、次世代を担う若⼿の研究者が、柔軟で新規性に溢れた発想に基づく研究活動を活発に展開し、様々な課題に挑戦し豊かな成果を挙げることが重要です。

こうした問題意識から、トヨタ財団研究助成プログラムでは、昨年度(2021 年度)より「つながりがデザインする未来の社会システム:ニューノーマル時代に再考する社会課題と新しい連帯に向けて」をテーマに、若⼿研究者が中⼼となり実施する研究プロジェクトを⽀援しています。既存の枠組みにとらわれず、⾃由な発想のもと、野⼼的に社会システムの変⾰に取り組もうとするプロジェクトを募集します。得られた研究成果は、学術の枠を超えて、社会に向けて意欲的に発信されることを期待します。

※本助成プログラムにおいて「研究者」とは、⼤学・研究機関に所属する研究者に限定せず、研究活動に取り組むさまざまな個⼈と定義します。また、本助成プログラムでは学術的枠組みを超えて実践を取り⼊れる研究活動を推奨していますが、実践そのものを⽬的とするのではなく、その先を⾒据えた問題の提起や解決法の提案、現象の理論化などを求めます。実践や実装を⽬的としたプロジェクトについては、国内助成プログラムへの応募をご検討ください。 詳しくは、財団担当者にご相談ください。

選考委員長選後評

2022年度研究助成プログラム選後評
なお、これ以前のものに関しましては年次報告書をご覧ください。
 

2022年度研究助成プログラム<共同研究プログラム>助成対象一覧

下記の一覧は、2022年9月28日現在の情報です。
助成番号 題目 代表者氏名 代表者所属・役職等 助成金額(万円)
D22-R-0005 児童相談所の後方支援を担える社会システムの構築このリンクは別ウィンドウで開きます 綿村 英一郎 大阪大学人間科学研究科 
准教授
650
D22-R-0022 趣味縁の場としての消費空間の可能性ーアニメファン経験をめぐるメディア環境と都市の産業編成への複合的アプローチからこのリンクは別ウィンドウで開きます 松永 伸太朗 長野大学企業情報学部
企業情報学科 准教授
580
D22-R-0031 空き家・空き店舗の活用による都市コミュニティ形成―若年自営業者の創造的労働と協同の場としてこのリンクは別ウィンドウで開きます 富永 京子 立命館大学産業社会学部 
准教授
160
D22-R-0036 自然領域における大規模先端計算機資源ネットワーク構築に立脚したニューノーマル時代のフィジカル・サイバー空間の実証的融合このリンクは別ウィンドウで開きます 中島 徹 東京大学大学院
農学生命科学研究科 助教
720
D22-R-0038 偏在から遍在へーAR技術とICT技術を活用した、病院の枠組みを超え手技を三次元共有する医療手技教育プラットフォームの構築このリンクは別ウィンドウで開きます 永代 友理 東京大学大学院医学系研究科
博士課程
520
D22-R-0046 ニューノーマル時代の地域自治デザインー自治会DX社会実験を通じてこのリンクは別ウィンドウで開きます 小野 悠 豊橋技術科学大学
建築・都市システム学系 
准教授/学長補佐
700
D22-R-0063 発達障がい児の養育者支援ー自助グループ型支援プログラムの開発、社会実装、効果検証このリンクは別ウィンドウで開きます 石川 英里 早稲田大学
総合研究機構グローバルヘルス研究所 研究院講師
620
D22-R-0079 東京都内の主要青果物卸売市場内における食品ロスの発生原因と発生量調査、並びにそれらの有効活用方法に関する研究このリンクは別ウィンドウで開きます 下谷 晃司 Food Loss 0 Project 
代表
350
D22-R-0083 半自然草地の保全にむけた炭素主流化によるカーボンオフセット創出-温帯域最大の野焼き草地・阿蘇での検証このリンクは別ウィンドウで開きます 町田 怜子 東京農業大学地域環境科学部
地域創成科学科 教授
700


助成概要

助成プログラム名 共同研究助成
助成テーマ 「つながりがデザインする未来の社会システム」
副題 ニューノーマル時代に再考する社会課題と新しい連帯に向けて
予算 助成総額 5000 万円(1 件あたり上限 800 万円/2 年間)
助成期間 2 年間(2022年10月1日~2024年9月30日まで)
要件 ・代表者の年齢は 45 歳以下(助成開始時)
・代表者の主たる居住地は日本国内
・2名以上の共同研究プロジェクト
・国籍・経歴不問
応募期間 2022年4月4日(月)~6月10日(金)15:00(日本時間)
助成の決定 外部有識者により構成される選考委員会で選考を行った上で、2022年 秋に開催される理事会で決定予定


年間スケジュール

年間スケジュール

応募について

※ 6/10(金)をもって、公募期間は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

プログラム趣旨の公募説明会開催日程
第1回:4月14日(木)13:00~14:00  終了しました。
第2回:4月25日(月)15:00~16:00  終了しました。
第3回:5月10日(火)16:00~17:00  終了しました。

※各回定員100名。それぞれ開催前日の正午まで受け付け、詳細は開催前日にメールにてご案内します。終了しました。
個別の事前相談も受け付けています(終了しました)。詳しくは、募集要項をご覧ください。

・2022年度募集要項PDFファイル(3327KB)
・2022年度企画書サンプルPDFファイル(280KB)

関連ワークショップ

<2022年度研究助成プログラムワークショップ(中間報告会)>

2022年8月21日に助成対象者によるワークショップPDFファイル(355KB)を開催しました。
当日の様子は、以下よりご覧いただけます。


【動画のタイムテーブル】
第1部 中間報告会
[08:00~  ] セッション1発表者:鈴木 研悟 氏/佐藤 理恵 氏/SHARIFI Ayyoob 氏
[51:06~  ] セッション2発表者:松山 聖央 氏/歌川 達人 氏/阿部 朋恒 氏
[1:42:40~]セッション3発表者:佐野 友紀 氏/江 欣樺 氏
[1:55:10~] 休憩 5分間ストレッチ体操 吉岡 マコ 氏
第2部 ワークショップ
[2:00:31~] 発表者:岩岡 美咲 氏・篠田 恵 氏/池内 朋子 氏 /佐藤 絵理 氏, コメント:望月 茂徳 氏

トヨタ財団公式YouTubeチャネルからご覧いただくと、概要欄に記載の指定タイムテーブルの箇所へ
直接飛ぶことができます。
トヨタ財団公式Youtubeチャネルはこちらです。https://youtu.be/qb9g5jFfZp0

オンライン座談会

オンライン座談会の様子

<2021年度研究助成プログラム助成対象者オンライン座談会>

2021年度研究助成対象者から3組のみなさんと選考委員長をお招きし、研究助成プログラムの新しいテーマや応募された動機について語り合っていただきました(2022年3月10日実施)特集記事はこちらです。応募をご検討中の方はぜひご参照ください。

印刷用PDF(レイアウト版)はこちらです。PDFファイル(1409KB)

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