公益財団法人トヨタ財団

トップ  >  国際助成プログラム  >  2014年度  >  プロジェクト成果物レポート  >  プロジェクト成果物「ドラゴン・レイク」(絵本)及び「『移住の歴史』レッスンプラン」が発行されました。(国際助成プログラム)

プロジェクト成果物レポート

プロジェクト成果物「ドラゴン・レイク」(絵本)及び「『移住の歴史』レッスンプラン」が発行されました。(国際助成プログラム)

情報掲載日:2015年3月10日

ドラゴン・レイク

『移住の歴史』レッスンプラン



これらの出版物は2013年度国際助成プログラム助成対象プロジェクト「多様性を享受して―多文化的価値観と、移住者のコミュニティとホスト社会の間の相互理解をすすめていく教育改革に向けたアドボカシー」(代表者:針間礼子氏)の成果として発行されました。

教育システムは、多文化的価値観と、移住者コミュニティに対する社会的偏見の双方に大きな影響を及ぼすことが可能です。本プロジェクトは、タイ、ヴェトトナム、カンボジアおよび日本の教育機関や監督部門等に向けて、異なる文化背景をもつ子どもたちの間の相互理解を進めていくための具体的な提言と学習教材を提示することをめざしたものです。

その成果として、社会形成において移住プロセスが果たす役割に焦点をあてた2種類の学習教材が発行されました。第一に、タイを対象に、タイ人と移住者の子どもたちのための多文化的価値観を学ぶ絵本「ドラゴン・レイク(龍の湖)」がタイ語、ビルマ語、シャン語、クメール語、ラオス語で作成されました。これに英語を加えた6か国語が併記された絵本の中では、同じ地域に暮らす外見、言語、食文化など様々な違いをもつドラゴンたちの関係性とその変化、周りの評価を鵜呑みにせず自分の判断でコミュニケーションすることの大切さが伝えられています。

第二に、タイ、ヴェトナム、カンボジア、日本の公立学校ならびに自主運営のクラスで使える「『移住の歴史』レッスンプラン」が開発され、冊子にまとめられました。レッスンプランは日本語を加えた7つの言語ごとに冊子に分かれており、「1.移住の特徴」「2.個人レベルとコミュニティレベルにとっての移住」「3.メコン地域における移住の歴史」「4.世界の移住の歴史」というテーマで4コマの授業を展開することが想定されています。使用する教材や授業内での時間配分、子どもたちへの質問例、盛り上げ方などが大変具体的に示されており、そのまま授業に活用することができます。

学校での試行などを経て進められた教材づくりには、子どもも参加し、市民団体、教育専門家、教員との連携のもとで開発が実施されました。その過程で学校における多文化主義を推進していくための具体的な政策についてのシンポジウムも開催され、タイ教育省の関係者との意見交換が行われました。

教材は下記ウェブサイトからダウンロードしてご覧いただけます。
Lesson Plans on the History of Migration

本プロジェクトの概要は、【助成対象者検索】で「メコン移住ネットワーク」と入力して検索してください。

このページのトップへ